本気でプロの声優になりたい初心者が知っておくべき真実

プロの声優になりたいと思っても、何からはじめて良いかわからない。有象無象の情報に初心者が振り回されるのは見ていて気の毒です。だから、声優事務所の事務員が「声優になる方法」を教えます。

芸人業界だけじゃない?声優にも闇営業問題はあるのか?

声優の闇営業問題

声優にも闇営業問題はあるのですか?

ちょいと以前に賑わったニュースのせいか、イロイロな人から「お伺い」されましてね・・・。


まぁ、興味を持たれて仕方ない話題だったということでしょう。


で、正直申せば即答できる内容のお話しだったわけですが、渦中の時期に拙ブログでこの話題を取り上げてしまうのも、「ちょっと違うかなぁ・・・」と思っておりました故、今更な時期となってしまったことはお許しください。


さて、あなたが興味を持たれているかは分かりませんが、その回答とすれば・・・

 

あるよ!

 

の、ひと言で終わります。
とは言え、話題になった事務所さんとは背景が異なりますけどねぇ・・・。

 

そもそも闇営業って何なのさ!?

世間で「闇営業」という言葉が独り歩きをして久しくなりましたが、そもそも闇営業が何を指しているのかが分からず、ググって見た結果、


事務所に所属している人員が、事務所を通さずに報酬を受け取る行為


とありました。


他にも直(ちょく)と言ったりするようですが、声優業界の人はこれらの言葉を使わずに、「取っ払い」と呼ぶケースがほとんどだと思います。


要するに所属声優が事務所を通さずギャラをクライアントから得る行為、というわけでして事務手数料が発生しませんから得られる報酬的には「おいしい」と思う者もいるのでしょう。


それが本当に「おいしい仕事」かどうかは、個々人の責任に委ねられますけどねぇ

 

声優で闇営業はあるのか?

もし「闇営業している声優はいますか?」との質問がくれば、「いると思います」と回答するしかございません。


と言うのも、表立ってする行為ではありませんからね。プロの声優たちに「闇営業してる?」と聞いて回ったところで「してます!」なんて応える者なんていないはずですし・・・。


ということで、より正確に回答するのであれば「いました」と回答するしかございません。


そう、露見した経緯があるからこその回答ですね。そして、契約違反行為です。


まぁ、世間を賑わせたニュースでは「契約問題」が発生していましたが、一般的な声優事務所では、所属声優と契約書を取り交わしているのが普通です。


よって、契約違反行為をしたらどうなるか


それはご想像にお任せします。

 

声優闇営業問題の事例として

御託はどうあれ、過去にあった声優の闇営業問題にあったトラブル事例の概略を簡単にご紹介してみましょうか。

 

  1. とある声優が営業活動をする
  2. その営業活動により仕事の打診を貰う
  3. 双方で事務所を通さずに契約書を交わす
  4. その後トラブル発生、違約金問題が生じる
  5. 先方企業より声優事務所にクレーム
  6. (イロイロな諸問題が勃発)
  7. とある声優逃亡


さて概要は以上の通りであり突っ込みどころは満載ですが、事務所に必要のないトラブルを背負わせた事実はあったわけですよ。


誤解無い様にお伝えすると、最初から事務所を通じた取引であれば契約元となる事務所が所属声優に代わりトラブルの対処をするのは当たり前です。


が、それを怠った後のリスクまで鑑みなかった者がいたわけです。


んで、上の事例では逃げ得みたいに思えたかもしれませんが、情報は巡りますのよ。


そんでもって声優事務所側にも「顧問弁護士」含め、様々なリスク管理はしておりましてね。


いつまでも甘い考えでいたら、いつかその分のしっぺ返しが訪れるかもしれないって覚えておいた方が賢明でしょうねぇ

※ちなみに、声優が営業活動する行為そのものについては、各プロダクションにより考え方が異なるとご理解ください。リスクマネジメントレベルの相違があると認識いただければ幸いです。 

タレント事務所のギャラ配分

闇営業問題で世間を賑わせた事務所ですが、ギャラの配分に問題ありとの声も垣間見えました。


それが事実か否かは分かりかねますが、聞こえてきた配分はタレントと事務所に対し「1:9」なんて割合だったとか。


これでは、ギャランティが安すぎるという懸念が聞かれても不思議はないのかもしれません。


ちなみに、他のタレント事務所さんで聞こえてくる配分ですが、タレントと事務所に対して 

事務所
タレント
7
3
5
5

 という感じのようです。


まぁ、この配分が多いか少ないかは個々人の判断でしょうが、問題になった事務所さんに比べれば妥当と感じられるのかもしれませんね。

 

所属声優のギャラ配分に問題があるのか?

ちなみに声優業界のギャラ配分ですが、所属声優と事務所に対し 

声優事務所
所属声優
3
7
4
6

というところが一般的でして、それなり以上に良心的だとは思いますけどね。
※あくまで一般論であり、すべての声優プロダクションに当てはまるわけではございません。


少なくとも、手数料分を惜しみ独立したとしても、結果手数料以上の費用が掛かるなんてよく聞く話です。

【参考記事はこちら】
手数料を搾取された!?声優とサラリーマンを比べる矛盾について


それも含めて考えれば、声優業界で闇営業(取っ払い)をすることって、あまりメリットにならないと認識しておいてくださいね♪

 

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