本気でプロの声優になりたい初心者が知っておくべき真実

プロの声優になりたいと思っても、何からはじめて良いかわからない。有象無象の情報に初心者が振り回されるのは見ていて気の毒です。だから、声優事務所の事務員が「声優になる方法」を教えます。

25歳を過ぎて声優を目指すべきではない!というご高説の功罪

25歳を過ぎて声優を目指すってバカなの?

25歳を過ぎて声優を目指すってバカじゃないの!!


都内某所にある喫茶店での一幕です。まさか近くに業界関係者が座っていたなど思いもしなかったのでしょうね。


さすがにお話し合いをされている方々のご尊顔を拝見することなど致しませんでしたが、耳を澄まさずとも内容が聞こえてくるほどにエキサイトしているご様子。


まぁ、以前にもお伝えしたとおり「ありがちな構図」になっておりましたよ。

【参考記事はこちら】
お前が声優になんてなれるわけないだろう!というタチの悪い善意


とは申せ、彼らの言い分から学べることもあります。それこそ、声優になれる人の条件なんて非常にシンプルなことなのですもの。

 

声優に明るい人のご高説も事実だけど・・・

物事には様々な側面があることなど、誰もが理解していることでしょう。


言われていることが事実だとしても、それを真実とは言えないことなどいくらでもありますものね

 

声優の殆どが20代でデビューしている

売れている声優の殆どが、遅くとも20代までにデビューしているよ!


だからこそ、25歳を超えた者が声優を目指したところで先が見えるとの「助言」をされていました。


でね。
何を持って売れている声優と言うかは人それぞれの価値観でしかありませんが、少なくとも私がお伝え出来ることとすれば、売れていようが売れていまいが、殆どの声優は20代までにデビューしているという事実です。


だって、分母が違うもの。


声優志望者の殆どが10代から20代前半なのですから、声優になれる数もデビューできる数もこの年代層が多くなるのは当たり前の話です。


冷静に考えれば、論点のすり替えでしかないってお分かり戴けますかね

 

20代後半の新人声優に需要はない?

20代後半の新人声優を採用するメリットなんてないでしょう!

こんな助言もされておりました。確かにイベントも視野に入れているアイドル声優の話であれば、仰るとおりだと思います。


若くてカワイイことがアイドル界隈の需要になっていることは事実ですからね。


ですので、25歳を過ぎてからアイドル声優を目指したいという趣旨であったとすれば、彼らの助言は的を射てると言えるでしょう。

【参考記事はこちら】
ルックス重視は当たり前!?アイドル声優になりたいなら・・・


とは言え、声優業界に身を置く者の率直な意見とすれば、活躍されている声優の業態範疇などイロイロございます。


知名度を主体とするのか、業績を主体とするのか、それこそイロイロでしょう。


そんなイロイロを知る者からすれば、現場で「年齢」を需要とするケースは極めて例外的だとお伝えできますけどね。


だって、声優に求められる需要って「表現力」ですし「人間性」なわけでして、決して若ければそれらが優れているなんて話でもないわけです。


少なくとも、声優のお仕事はアイドル声優だけに「需要」が集中するわけでもない、ってことをご認識いただけたら幸いです。

 

声優になれる者の条件

  • 25歳を過ぎたら声優にはなれない
  • 若くなければ声優にはなれない


もし声優業界の事情通を自称する方々から、この様な苦言を呈されたとしましょうか。


それを真に受けて夢を諦められるのであれば、そもそもその人は声優に向いていなかったというだけの話です。


あくまで想像でしかありませんが、声優になる夢を諦めるための都合の良い言い訳を探していたのではないでしょうかね。

【参考記事はこちら】
声優になる夢を諦めさせて!?諦めさせるも何も・・・ねぇ。


だって、本気で何かを成就したいと希う人間は、誰に何を言われようが自分の信念を曲げませんもの。


そういう意味で言えば、この手のご高説にも救いがあるということなのでしょうね。


尚、一応お伝えしておきますが、30代以上でデビューをし、活躍している者もおりますよ。ついでに言えば、アイドル声優ではありませんけどねぇ・・・。

【参考記事はこちら】
やっぱり!?プロの声優として現場から求められるキャラクター

スポンサーリンク