オーディションで緊張しない方法を教えてください!
こんな訴えを声優事務員である私にしてくれる声優初心者がおります。
声優学校の先生だったり諸先輩方ではなく私に質問してくる当たり、ワラにもすがる思いなんだろうなぁと感じいった次第です。
その際、聞き心地の良い励ましを口にして背中を押すケースもありますが、当事者の本気度が伝わってきた時のみ、事実を申し上げる事もございましてね。
おそらく緊張しますよ。あなたが本気で声優になりたいなら尚更に・・・。
何故人は、大事なときに緊張するのでしょうか。また、そんな状態でも普段どおりの力を発揮することは可能なのでしょうか。
声優所属オーディションの日に向けて、現在から実践できることについてご紹介したいと思います。
緊張することを認めてしまおう!
まず、何故人は緊張をしてしまうのから考えていきましょう。
とは言え、私は脳科学者でもなければ心理学者でもありません。人体の神秘についての詳細が知りたい方は、他所の文献をご参照いただくとして、誰もが経験する緊張が何故起きてしまうのかを説明することはできます。
失敗したくない!でも失敗したら・・・。
こんなシーンは誰もがご経験されることでしょう。当然不安が襲ってきたはずです。
そんな人生の中で稀にしか経験できない勝負どころでは、余程稀有な存在でもない限り、身体が強張り緊張することも致し方ない話でしょう。
そう、重要なのは緊張しない方法を探すことではありません。
緊張は誰にでも起こり得ることだ、と認めてしまうことなのですね。
本番で緊張することを想定しておけば、それに対する対策を準備することは可能なのですから。
プロの声優だって緊張しますよ
ちなみに、プロの声優だって緊張することがあるのは以前にもお伝えしたとおりです。
【参考記事はこちら】
あがり症でも声優になれますか!?声優は人前で緊張しないのか?
それでも、彼らはプロの声優ですからね。どれだけ緊張するシーンに出会ったとしても、普段どおりの力を発揮する準備に余念はありません。
もしかしたら、ハプニングもあるでしょう。それでも、何かあったとしても対応できるだけの準備さえすれば、危機すらチャンスに代えることはできるようですよ。
【参考記事はこちら】
声優所属オーディションで普段通りの力を発揮するために
声優所属オーディション本番に向けて意識的に実践すべきこと
繰り返しますがオーディションの本番当日、あなたは緊張してしまうことでしょう。
なぜならあなたの夢を叶える日なのですから、それも当然の話です。
そんなあなたが意識すべきこと。
それは、声優になれた諸先輩方と同じく、その緊張を感じさせないくらい堂々としているべきです。
緊張で顔が強張っていたり自信無さげな表情をしていては、普段の力が発揮できないどころか、面接官から「ダメかもしれないなぁ」という印象を与えかねません。
事実、そういったところもしっかり観察していることを面接官達から聞いておりますしね。
【参考記事はこちら】
声優所属オーディション対策!自信を持つために必要なこと
堂々と前を向こう!
- 背中が丸まっている
- 顔がうつむいている
- 目線が下がっている
自信がない人がやりがちな行動です。そしてこの3つ全てをやってしまっている声優初心者を、毎年少なくない人数確認しております。
では、本番の日にこのことを意識しましょう・・・と言うのは簡単ですが、そう上手くはいかないものでしてね。
普段、無意識で実施してしまう行動を、その日だけ意識する。
できないとは言いませんが、オーディションの日に最も意識すべきことは別にあると思いますがいかがでしょうか。
だからこそ、普段から意識し本番の日を迎えて欲しいのです。
胸を張り、前を向く!
できれば普段から口角を少し上げることも効果的です。
普段から不安を感じる人は少ないかもしれませんが、下を向いて歩いている人は結構多くいらっしゃいます。
無意識に自信無さげな行動をするのは、もったいないです。非常に簡単なことですので、是非普段から意識してくださいね。
たかがこの程度のことですが、声優オーディション本番の日に周りを見て御覧なさい。
皆、緊張しているなぁ・・・。
そんな感想を抱けたならあなたは前を向いている証拠であり、場の雰囲気に飲まれていない証拠にもなります。
ふっと肩の力が抜けることを確認できたら、後はあなたの成果を見せつけるだけですよ♪
【参考記事はこちら】
オーディションで緊張しない方法!?先輩声優が実践したやり方とは?