オーディションにある実技試験で気を付けることって何ですか?
あなたの覚悟を見せつけること
これに尽きると思います。
ただまぁ、この質問の意図からすれば、より具体的に「やってはいけないこと」を教えてほしいというものでしょうねぇ・・・。
過去に、オーディションで思う結果を得られなかった人の事例は紹介させていただきました。
【参考記事はこちら】
Lesson20.声優初心者が所属オーディションで合格するために意識すべきこと
もっとも、紹介した事例は実技試験というよりも、態度で損をした例ですので、質問の回答にはなっていないということでしょう。
実技試験で「選考漏れ」してしまう理由とは何か?
具体例も示しながら、アドバイスしていきますね。
実技試験で気を付けるべきこと
実技試験での注意点を細かく言い出したら、キリがなくなります。
ですが、審査をさせていただく側として、毎度「もったいないなぁ・・・」と思うこともあるわけです。
で、その「もったいない」ことをした人が選考に通ることは、極めて稀なのも事実なんですね。
じゃあ、その「もったいない」行為を知ることが、オーディション対策に繋がるってご理解いただけますよね?
1.実技試験で気を付けるべき最低限の行為
あなたはプロの声優になる人です。
なので、意識の高いプロ声優が気を付けている事も知っておくべきでしょう。
例えば、ボイスサンプル作成時。
意識の高い声優は、何に時間をかけると思いますか?
セリフだったり、ナレーションなどの課題や、演出にこだわるという意見もあると思います。
勿論、それもあるのですが、もっと意外なところに答えがあるのですよ。
名前
よほど独特のボイスサンプルでもない限り、誰のサンプルかを知らしめるため、名前から始まるのが一般的です。
ということは、名前は絶対に聞いて貰えます。
プロの世界の怖いところは、名前だけで判断されるケースが多いのですね 。
あぁ、違うな・・・
名前を聞いて「違う」と判断されたら、その先にあるサンプルを聞いて貰えません。
その事実を知っている意識の高い声優は「名乗り」を大事にし、名乗りから演出プランを考えてきます。
もう、お分かりですね?
オーディション会場における独特の雰囲気に飲まれてしまったのかもしれませんが、
- 名乗りが聞こえない
- 名乗りに覇気がない
- 名乗らない
もったいないです。
これをしてしまうと、プロの世界ではサンプルすら聞いて貰えません。
勿論、当日のオーディションで課題に耳を貸さないということはしませんが、プロとして通用する人とは思われないでしょうね。
オーディションにおける演出は人それぞれで構いませんが、
明るく、笑顔で、元気良く
こんな受験者がいれば、好感を持って対応しやすいのは事実ですよ。
でね。
名前を名乗った後、試験官が顔を上げて受験者の表情を確認してくるケースがあります。
あなたに興味を持った証拠です。
笑顔で「お願いします」と言いましょう。
スタートダッシュに成功した証拠です。
仮に目が合わなくても、堂々と課題発表に移ってください。
出だしで「もったいない」行為をしなければ、選考レースは続行中ですからね。
声優オーディションで気を付けるべきは名乗りだけ?
実技試験で気を付けるのは、名乗りだけですか?
名乗りに注意を払うということは、オーディションのスタートラインに立つことです。
実際の話、そのスタートラインにすら立たなかった「もったいない」人が、意外にも多いわけなのですね。
覚悟のあるあなたなら、そんな「もったいない」失敗はしないと信じています。
とは言え、スタートラインに立つのは、あなただけでもないでしょう。
本来の選考審査は「課題発表」にあります。
課題発表の際、何に注意を払うべきか。
次回は、それについてアドバイスしていきたいと思います。
【続きはこちらから】
ナゼ選ばれない!?声優オーディションでの失敗例から学ぶ