本気でプロの声優になりたい初心者が知っておくべき真実

プロの声優になりたいと思っても、何からはじめて良いかわからない。有象無象の情報に初心者が振り回されるのは見ていて気の毒です。だから、声優事務所の事務員が「声優になる方法」を教えます。

声優業界の未来!?withコロナ時代に突入して見えてきた予兆

「withコロナ時代」に突入し、様々なことが変容しています。


企業では、採用面接をWeb会議システムを使った「オンライン面接」に切り換える動きが加速しており、誰もが知る大企業でも最終面接までオンラインだけで完結するとのこと。


で、これが一過性の話かと言えばそういう事もなく、人財の獲得性やコストの低下などメリットも多く、今後もこの状況が続くと考えられているそうです。


ということは、声優業界もこの流れに乗る可能性は高く、またオーディション選考も「オンライン化」の準備が進められているという話も聞いております。


逆を言えば、伝統を重んじ現状維持を貫けば、時代錯誤により斜陽の一途を辿る声優事務所が出てくる可能性も否定できなくなるわけです。


いまはまだ、この問題が顕在化しているわけではありません


が、声優を目指すあなたが「そんなはずではなかった」と言わないためにも、今後どのような変化が訪れ、またその変化に対応している事務所かの判断は必要かもしれません。

 

オンライン化が当たり前の時代へ

前述したとおり、オンライン化が当たり前の時代となり、企業における「面接」もオンラインで完結する時代です。


徐々にではありますが、声優業界もその流れが加速しつつあります。


その1例として
台本のデータ化(pdfなど)し、それをオンライン配布
映像のデータ化(mp4など)し、それをオンライン配布


もちろん、すべての現場がこれらを採用しているわけではありません。ですが、徐々にこれらが増えてきており、FAX原稿やビデオテープ、DVDなどの利用は低下の一途を辿っております。


で、コロナです。


声優業界も3密を避ける試みは図られており、以前からあった集合型の収録から個別収録に変容したケースもございます。


となると、今後革新的な収録が始まらないとは言い切れないわけです。

 

5G時代突入へ

次世代通信システムである5G。
まだ始まったばかりですが、今後の生活に大きな変化をもたらすと言われていますよね。


それもそのはず、通信速度は現在の主流である4Gの約25倍、LTEの約100倍速くなり、自動車・医療・IoTと様々な恩恵が図られることは間違いありません。


ということは、環境さえ整えば収録場所が「東京」である必要がなくなる時代も考えられるわけです。


場合により自宅をブースにし、そこで遠隔収録することも可能になることでしょう。


「なにを馬鹿なことを・・・」と口にすることは簡単ですが、現状当たり前のスマートフォンというデバイスを15年前に予見できた人はほとんどいないはずです。


時代は着々と変化しています。
その変化に対応できなければ、取り残されるのは必然になることなど言わずともお分かりいただけますよね。


では声優業界は、声優自体は時代の変化に対応できているのか・・・、と問われたとき残念ながら言葉に窮するのが実態でしてね。

 

VTuberという事業について

VTuberという活動があることはご存知だと思います。


始まりこそ潤沢な資金や事業計画が必要だったかと考えますが、現在では個人の方でも実践されている状況です。


不思議に思われた方もいるのではないでしょうか。声優事務所で事業化することはできなかったのか、と。


勿論、それらを実践している声優がいることも事実です。


が、様々な諸問題があり、また所謂「しがらみ」的な話もございます。
旧態依然の考えが邪魔をしているのも実情でしょう。


当然、これは私の見解でしかありません。
が、新たなプラットフォームに対し、新たな事業を模索できるだけの「余力」「姿勢」「戦略」を持つ事務所は、多くはないのかもしれません。ともすれば、右へ倣えで様子見をしているケースも垣間見える状況です。


が、それ以前に変化を受け止めることができる事務所や声優がどれだけいるのか・・・


その予兆は、今後確実に「見えてくる」はずです。


それを見逃さないように、アンテナを張り巡らせ、求められるニーズに答えられる者が次世代のエースになると考えています。


少なくとも変化に対応できない「場所」は衰退の一途を辿り、淘汰される可能性も否めません


それも踏まえた上で、現状ではなく先を見据えた「場所」の模索を考えていただきたい・・・。


これら全ては私の身勝手な見解ではございますが、その点悪しからずご理解のほどお願い申し上げます。

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