経済的な理由で、高校卒業と同時に就職をしましたが、夢を諦めきれないです。
でも、会社を辞める勇気もありません・・・。
オカシナことを聞いているのは自覚しておりますが、何かアドバイスをいただけませんか?
この手の質問というか、ご相談を頂戴するのは初めてではありません。
どちらかと言えば、毎年お聞きする話なのですね。
どうしても親御さんの理解は得られず、就職した後に夢への挑戦をしようとしても反対されるケースは少なくないのでしょう。
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プロの声優になりたいけど、親御さんの許可が下りない!?
安定した職業とは言えない世界ですから、心配を口にする親御さんだったり、友人がいらっしゃるのは致し方ないですからね。
この相談への回答として、とある先輩の例をご紹介したいと思います。
会社員になってから声優になった先輩
高校や大学を卒業後に就職をし、会社で働きながら声優学校に通っている人は、それなりの人数いらっしゃいます。
仕事の忙しさで勉強に身が入らなかったり、残業で学校に通えないという声も聞こえてはいますが、覚悟を持って挑戦された人の中には、夢が叶いプロの声優になった人もいらっしゃいました。
プロの声優になってから考える!?
さまざまな理由から社会に出て、経済的な地盤を確立された人が声優を目指す際、必ずしも収入源を捨てて挑戦する必要は無いと思います。
覚悟が揺らぐのはイヤだ!
ここまでストイックになれる人は、ある意味それが強みになれると思いますが、そこまでドライに割り切れないという人がいても不思議はありません。
拙ブログでも散々お話していますが、声優学校に通えばプロの声優になれるというわけではない関係上、転ばぬ先の杖として、今の環境は残したままのが無難という考え方もあるということですね。
いつ人生の選択をするのか?
では、いつまで会社員として働くことができるのか?
これは、人それぞれという回答になります。
会社員だった人達が、プロの声優になった際の話しを聞いたところ、
- 準所属時に会社を辞職した。
- 正所属時に会社を辞職した。
こんな感じでした。
どちらも共通していたのは、声優の仕事が入り、会社を休むしかなくなった際、決断したのだとか。
また、人によっては
- レギュラーが決まったので会社を辞職した。
- 声の仕事が増えたので、会社を辞職した。
こんな回答もありました。
二足のわらじの弊害
先輩の話だけを見ると、二足のわらじが正解に見えてくるかと思います。
ただ、実際問題として声優のオファーが昨日今日で発生した場合、会社に休み願いを出すことが出来ず諦めた、なんて例がありましてね。
これを繰り返すと、オファーは来る率は減ります。
厳しい様ですが、代わりはいくらでもいる世界です。
以上より、経済的な理由などで就職した人が、現在の生活を保持したまま声優の世界に挑戦することは可能ですし、その例はいくらでもあるのはご理解いただけたと思います。
その後、夢が叶った際、
- 声優としての人生
- 安定した人生
どちらを選択するかは、自分自身で決断すべきです。
勿論、そういう状況になれるのは、覚悟と努力を持ち合わせる人だけですけどね。
あなたがプロの声優に憧れているだけの人でないなら、挑戦してみてもよろしいのではないでしょうか。
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