コネがないと声優になれないのですか?
この質問をしてきた子は、冷やかしや悪意を持ち合わせていなかったと思います。
質問の回答をする前に、どうしてそう思ったのかを聞いてみると、声優学校でオーディションに落ちていた人が、コネを使って養成所に入所していたから・・・という話でした。
さて、冒頭の質問の回答をしておきますと、
そんなわけはない!
と一刀両断で終わります。
コネが無くとも、プロの声優になれた人間などいくらでもいますからね。
ただまぁ、コネという言葉を誤解されても困るんですけどねぇ・・・。
コネの意味とは!?
そもそも「コネ」とは、
コネクション
connection
の略です。
で、コネクションを使うという意味とすれば、
物事を上手に運ぶ親しい関係(つながり)
ということになるわけです。
あなたの努力で円滑な人間関係を作るために、コミュニケーションを大事にした結果、コネクションができたのなら、それを使うのは当たり前だと思います。
コネを使って声優になれる!?
演技経験がなく、声優学校に通ったことも無い人が「コネ」と使うことにより、プロの声優になれるか、と問われれば、
あり得ない
と回答させて戴きます。
無論、自社の考え方ですので、他者様の営業戦略上、ド素人で勝負するということがないとは言い切れませんが、声優になれる才能のない人材でも「コネ」を使えば入所させるかとなれば、あり得ないとは思います。
だって、メリットがありませんからね!
企業として一般的な考え方を有する会社であれば、同じ回答に帰結すると思いますよ。
コネを使った例はある
ただ、声優事務所に入所されるルートは、入所オーディションだけではありません。
- 所属声優の紹介
- マネージャの斡旋
- 関連会社からの紹介
- etc...
いろいろなコネクションはありますよ。
もっとも、紹介だから査定なしで入所させるわけでもありません。
やり方は内部規定によりご紹介できませんが、審査があるのが一般的だとご理解ください。
養成所へのコネ入所!?
で、冒頭の質問者が見た状況をお話しますとね。
なんらかの形で、事務所関係者とのコネクションが出来た場合、養成所への入所は出来るかもしれません。
その関係者が「育ててみたい」と思わせる何かがあれば、ですけどね。
ただまぁ、この手のケースはあまり多くは無いんじゃないかなぁ・・・。
少なくとも、良好なコネクションを準備できるくらいの行動力とコミュニケーション能力があれば、チャレンジしてみるのは良いかもしれませんね。
とは言え、ソレばかりを意識してしまうと、あなたの役割は「マネージャ」になっちゃうかな?
優秀なマネージャになれる素質がある人は、ウエルカムなんですけどねぇ(苦笑)