こんなはずじゃなかった!
言葉は違えど、せっかく入った声優学校を辞めていく人の声でしょう。
これに対する個人的な見解とすれば、知識不足が招いたものと断言できます。
このブログでは、声優学校は厳選すべきものと再三に渡り説明しておりますが、それを理解できないまま、もしくは知らないままに声優学校に入所すれば、冒頭のセリフを叫ぶリスクは高くなると理解すべきです。
【参考記事はこちら】
声優初心者が声優学校を厳選しなくてはいけない真の理由
さて、声優を目指すあなたへ質問します。
「こんなはずじゃなかった!」と口にした人たちの理由って何だと思いますか?
あなたが本気で声優を目指したいのであれば「ナゼ?」を知ることも重要かもしれませんよ。
思っていたことと違うと叫ぶ声優志望の特徴
やる気と覚悟がなかったから。
私が思う声優学校を辞めていく人の特徴だと考えます。
で、これが間違った考えとも思わないわけですが、声優事務所で働く私の立場上、声優学校関係者からも貴重なお話を伺う機会はありましてね。
私自身「なるほどなぁ」と思ったことをご紹介していすよ。
好きこそ物の上手なれ?
声優が好きでアニメが大好きです!!
別にダメじゃありません。
が、ご承知の通り「声優は表現者」です。
表現を通じて人を楽しませることが好きな人たちの集まりです。
アニメや漫画、ゲームが好きな声優もおりますが、それだけではないということはご理解いただけますかね?
声優が好きでいてくれることはうれしいのですが、大好きな声優に会いたいだけで声優学校を選ぶのは、イロイロもったいないかなぁ・・・。
ちなみにね。
ウチの所属声優が養成所に近づくことは、ほとんどございません。
稀に「好きな声優と会えなかった」が声優学校を辞める理由になる人がいるそうですが、所属声優からすれば「行く理由がない」というのが正直な意見です。
事務所と学校を同じ場所だと思わないで欲しいかなぁ・・・。
マイクを使わないのはオカシイ?
私は声優になりたいのに、マイクを使わせてくれないのはオカシイ!!
基本が大事なのは知っているが、肉体訓練と発声練習ばかりで、その先を教えてくれないのはオカシイという声ですね。
まぁ、気持ちは分かるのですけどね。
ハッキリと言えば、時期尚早です。
例え話をさせてください。
キャッチボール。
野球を習ったことがない私でも、まぁ真似事ぐらいはできますよ。
だからプロ野球選手と同じ練習をしたいなんて思いませんけどね。
だって、ちゃんとしたボールの扱い方もしらなければ、ボールを投げるためのフォームも知りません。
当然、必要となる筋力量や体力量など、身体の準備もできていません。
それと同じことですよ。
プロと同じ環境で同じ練習をしたところで「なんでできないのだろう?」と悩まれても困ります。
だって、準備不足により基本が出来ていないのだから。
言葉のキャッチボールをする以前に、言葉をうまく使えていますか?
会話ができるから声優ができる!
間違ってはいません。
それが、表現者の真理でもあるからです。
ただまぁ、難しい話は抜きにしても無理があるのですね。
心から誤解してほしくないことは、マイクの前で練習するから「表現」が上手になるわけではありません。
【参考記事はこちら】
マイク前では学べない!?人の心に響く演技を勉強できる場所?
練習の意味を正しく理解することも、成長には必要なことって覚えておいてください。
声優学校関係者が言う声優になれる人の特徴
どんな子が声優になれる人材と感じますか?
私が声優学校関係者にお伺いさせていただいた質問です。
やはり努力家であったり、覚悟のある子という意見は多いわけですが、それ以上に重要なこともあるという声もありましたね。
なんだと思いますか?
素直であること
教わったことを「まずはやってみる」ことができる子は、見込みがあるってお話しでした。
驚くぐらい当たり前のことです。
が、その当たり前ができていないのも多くいるとの事。
その程度で声優になれるのなら・・・。
そう思ってくれたあなた!!
素直に努力することを諦めなければ、間違いなく声優になれると思いますよ♪
【こちらの記事も参考にしてくださいね】
教えを請うとは?あなたにその情熱が備わっているか否かだけですよ!