声優になれる人となれない人の決定的な違いってありますか?
この質問に対する回答は、人それぞれなのかもしれないなぁと感じました。
それこそ、
- プロダクションとしての立場
- 音響製作としての立場
- 声優学校としての立場
- 声優としての立場
それぞれに、意見があって不思議はないと思いますしね。
ということで、声優事務所の事務員としての立場として(あくまで個人的な見解ではありますが)率直にお答えしていきたいと思います。
声優になれる人となれない人
地道な努力を継続できる人
結局、ここに行き着くのかなぁと思います。
とある声優さんに聞いた話ですが、
24時間、365日声優であり続けられるか?
を常に意識しているとのこと。
普段の生活の中で、学ぶべきことはいくらでもあり、修練する時間もいくらでもあるというお話でしたが、その一端をご紹介しますね。
常に発声状態を意識する
余程特殊な状況でもない限り、誰かと話す行為はしますよね。
そんな会話の時間を「発声訓練」として考えているそうです。
お話に夢中になった際でも、間違いがあったら極力不自然にならない様に「言い直す」ということを実施されています。
課題の状況にもよりますが、発声練習の時しか「発声」の良し悪しを意識しない人達より圧倒的な練習量になることは、想像できますよね。
そんな人達が、努力不足のわけがないってご理解できましたか?
常に観察することを意識する
また、お話に夢中になれるほどの「表情」や「しぐさ」など、使えると思ったことはストックしているそうです。
ストックされた何かが、必ず役に立つかはわからないでしょうが、これを無駄な行為とするかは「本人次第」とのこと。
声優が演じるべきは、人間、もしくは擬人化された何かというのがほとんどでしょうから、影響を受ける何かがあれば、それを蓄えるという行為も重要ということなのでしょうね。
勿論、会話の中だけでなく日常のありとあらゆるところから、情報を蓄積しているということも理解しておくべきでしょう。
カフェでお茶することもまた、彼らにとっては「休憩」というわけではないのでしょうね。
当たり前の行為として
そして、忘れてならないのが
体現する
ということでしょう。
知識を得ただけで終わりでは意味がありません。
声優学校で有益な講義を受けて「できた気になっている」人は、数多くいらっしゃいます。
なれる人となれない人の差は、こういう所にも出てくるのではないでしょうか。
声優になれる人となれない人の決定的な違い
努力することが重要なんて、誰でも知っていることでしょう。
声優になれるか否かの決定的な違いかと問われれば、努力していない人を探すほうが難しいかもしれません。
努力の量と質という問題もありますが、同じ「努力」ではありますものね。
で、私の経験上のお話として、やっぱりココじゃないかなぁと思う決定的な違いがありましてね。
好きこそ物の上手なれ
表現することが好きで、声優であることに誇りを持つことが出来る。
結局は、コレがすべてではないでしょうかね。
声優になるための努力を無理して嫌だと思いながらやっても、成長するはずもなく・・・。
一般論と言われてしまえばそれまでですが、プロの声優たちを見ていると、やっぱり好きなんだろうなぁと思うことはありますかね。
だから努力をしつづけるんじゃないでしょうか。
この世界で生きていく覚悟って、好きじゃなきゃやっていられないと思いますもの。
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