本気でプロの声優になりたい初心者が知っておくべき真実

プロの声優になりたいと思っても、何からはじめて良いかわからない。有象無象の情報に初心者が振り回されるのは見ていて気の毒です。だから、声優事務所の事務員が「声優になる方法」を教えます。

加湿器で喉がイガイガ!?声優が利用する加湿器・吸入器について

声優が利用している加湿器

声優が利用している加湿器を教えてください。


この様なご質問を声優初心者から頂戴しました。


喉ケアのために加湿器を調べていたところ、いろいろな種類があり判断に困ったとのこと。


それくらい加湿器には種類が豊富ということなのですが、正直何でも好きなものを選べば良い・・・というわけにはいかないのがこの加湿器でしてね。


喉ケアのために準備した加湿器が、喉を痛める要因になっては元も子もありません


賢い加湿器の利用法も含め、声優が利用する喉ケア機器をご紹介していきますね。

 

喉ケアには喉の保湿が重要

声優にとって、演技力の向上やコミュニケーション能力が重要であることは当然ですが、体調管理もそれらと同様であることは言うまでもありません。


商売道具とも言える喉に対し、入念なケアを実施している声優が多いのも当たり前の話と言えるでしょう。


特に空気の乾燥は、呼吸器系の粘膜を痛め易く発声不良の要因にもなってしまいます


また、風邪やインフルエンザなどのウィルスにかかり易くなってしまうため、加湿器などを利用して適切な湿度(50~60%)に保つことが喉ケア対策や体調管理に効果的なのです。


とは申せ、加湿器なら何でも良いという簡単な話でもないのですよ。

 

加湿器の種類について

加湿器の種類を大きく分けると、

  • 気化式
  • 超音波式
  • スチーム式
  • ハイブリッド式

などがあります。
では、それぞれの加湿器について簡単に説明してきますね。
(※私は声優事務所の事務員であり家電メーカーの人間ではありませんので、あくまでも概要としてになりますことをご了承ください)

 

気化式加湿器について

気化式の加湿器は、水を含ませたフィルターに風を当て自然蒸発をさせて加湿します。


加熱タイプの加湿器と違い電気代が安く、長時間の利用が可能というメリットはありますが、フィルターメンテナンスを怠るとカビが発生し、それが理由で呼吸器系のトラブルリスクに繋がることがデメリットと言えるでしょう。


また、気化式加湿器は室内温度を低下させてしまうため、冷え性の人が利用するには注意が必要とも言えます。

 

超音波式加湿器について

超音波式の加湿器は、超音波振動により水をミスト化して噴霧することで加湿します。


室内を素早く加湿出来、電気代が安いことがメリットですが、水道水の利用ですと水分の他に塩素成分なども散布することとなり、呼吸器系のトラブルリスクが生じてしまいます


また、適度なメンテナンスを怠ると、加湿器内の雑菌を散布することに繋がりますので注意が必要です。

 

スチーム式加湿器について

スチーム式の加湿器、水を加熱して蒸気を放出し加湿します。


加熱タイプのため、加湿機内のカビや雑菌を要因とする発声障害のリスクは極めて少ないことはメリットになりますが、室内換気を怠ると壁に結露やカビの要因になることがデメリットと言えるでしょう。


尚、電気代が高くなること、また噴出し口の熱でやけどをする可能性があることもデメリットと言えます。

 

ハイブリッド式加湿器について

ハイブリット式の加湿器は、その名の通り「気化式とスチーム式」の良いとこ取りをした加湿器です。


温風を当てることで沸騰させず加湿を試み、湿度センサーより加熱が不要と判断すれば気化式に切り替わります。


勿論、適度なフィルターメンテナンスは必要ですが、スチーム式に比べれば電気代は安く、気化式と比べればカビによる発声不良のリスクは低減されます


なんとなく加湿器の種類はお分かり戴けましたかね。


その上であなたが気になるのは、声優が実際にどの加湿器を利用しているのかということのはずです。

 

声優が選ぶ加湿器について

例のごとく周りにいた声優に加湿器事情をリサーチしてみました。


ヤカンで十分というツワモノもいらっしゃいましたが、やはり「ハイブリット式」「スチーム式」の利用が多かったです。


エコという観点から言えば、超音波式加湿器の魅力は捨てがたいのでしょうが、カビの散布リスクに難色を示した感じでしょうね。


少々電気代が高くなったとして、それが理由で喉を痛めたでは目も当てられませんもの。もっとも、声優が利用する保湿機器は加湿器だけでもございません


意識が高いプロの声優が利用する機器もご紹介させて戴きますね。

 

吸入器のメリット

保湿のために加湿器を利用する。


非常に正しい選択なわけですが、喉の保湿だけに着目すると「うがい」の方が即応性は高いでしょう。


それなら加湿器など必要ないとする意見が生じかねませんが、うがいだけではどうしても対応できないのが「鼻腔(びくう)」、つまり鼻でしてね。


鼻の粘膜が荒れて、鼻づまりを経験したことは誰にでもあるはず。当然あなたも、それをうがいで解消する・・・なんて選択はしなかったはずであり、ありがちなのは点媚薬の利用でしょうか。


でも、そんな鼻づまりの状態でお風呂に入り、湯気を吸い込むことで鼻づまりの不快感が和らいだ経験ってありませんか?


それを実現した機器が「吸入器」であり、声優や歌い手さんなど声のお仕事をしている人達に人気の保湿用品となっています。

喉も含めた「呼吸器系」のケアまで意識すると、吸入器の選択は一考の価値ありと言えるでしょうね。

 


と言う事で声優たちに多かった声として、体調管理も意識しつつ呼吸器系のケアもする「加湿器+吸入器」というリサーチ結果になりました。


ご参考になりましたかね?

【参考記事はこちら】
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