本気でプロの声優になりたい初心者が知っておくべき真実

プロの声優になりたいと思っても、何からはじめて良いかわからない。有象無象の情報に初心者が振り回されるのは見ていて気の毒です。だから、声優事務所の事務員が「声優になる方法」を教えます。

声優だけはやめておけ!?声優になるための才能を誤解してませんか?

声優だけはやめておけ

声優だけはやめておけ!


こんな声を耳にする機会があります。


前途ある若者へ、善意からなのでしょうが「救いのお言葉」を提供する者がおり、またそれに対する私の見解は以前にもお伝えした通りとなります。

【参考記事はこちら】
お前が声優になんてなれるわけないだろう!というタチの悪い善意


ところが、その発言をプロの声優からされたとする声優志望者もいらっしゃいましてね。


彼らの言い分に違いこそありますが、往々にして「才能の有無」に触れるケースは多く、また有名・無名問わず、実際に声優として活動した実績があるだけに信憑性は増した、とのこと。


更には、彼らも未来ある若者へ経験則からの苦言として申し伝えているだけに、何を信じて良いのか分からなくなってしまったとする声優志望者がおります。


まぁ、プロの声優である彼らの真意は別にあるのですが、あなたはそれを理解出来ましたかね?

 

声優に望まれる才能について

声優に望まれる才能など、それこそイロイロございます。が、良く耳にする代表的なことと言えば、

 

  • 声質
  • 表現力(瞬発力)
  • 人間性


と言ったところでしょう。
※勿論これら以外にも様々な範疇はございますが、あくまで代表的な項目と呼ばれるものをピックアップさせて戴きました。


でね。
誤解されがちなことなのですが、「才能=天賦の才」ではありませんからね


才能とは、素質及び訓練により物事を達成する能力のことであり、養われた能力もそれに該当します


事実、現在プロの声優として活躍されている方々も、声質や表現力、人間性の強化を図られて今の地位を築き上げました。


天才がいない世界とは申しませんが、その才能に胡坐をかいた者などおりません。
(※逆を言えば、胡坐をかいた者は淘汰されるのみ、とも言えます)


声優業界に席を置くもの全てが天才のわけも無く、またそれはどの業態でも同じことだと言えると考えますがいかがでしょうか。

 

なぜ声優が声優になることを否定するのか

では、なぜ声優が声優になることに否定的な意見を述べるのでしょう。


人により様々な意見があって不思議無い内容と言えますが、端的に言えば「篩いに分けている」と考えられます。


声優は簡単になれて、簡単に有名になれるという幻想から目を覚まさせるため、と言えばお分かりいただけますかね?


実際、声優として活動することが楽などと発言できるプロ声優など、まずいらっしゃらないことでしょう。


なぜなら声優業は成果主義なのですもの。どれだけ努力したところで、結果が伴わなければ対価が得られない厳しい世界なのですから・・・。


その大変さ、辛辣さを肌で感じている者達だからこその発言であり、また様々な事情によりこの世界を後にする者たちを見てきたからこその発言とも言えるわけですね。


結果、憧れだけでこの世界に飛び込もうとする声優志望者に苦言を呈しているという実情がございます。


また、それ以上に大事な意図も込められておりましてね。

 

声優として生きていく覚悟はありますか

もし声優になることが本当の夢であれば、誰に何を言われたところで動じることなど無いはずです。


それがどの分野であれ、夢を実現させる人達というのは信念があり、覚悟があります。


それが無い、つまり他人から夢を否定されて揺らぐ程度の憧れなら、その時点で声優になる資格など消失しており、それに気付いて貰うきっかけとして彼らの言葉に繋がるわけです。

【参考記事はこちら】
声優になる夢を諦めさせて!?諦めさせるも何も・・・ねぇ。


結局、声優になる為に必要な才能と言うのは、選んだ道を邁進できる覚悟があるかどうかです。


ただそれだけの話であり、その才能は他でもない「継続力」とも言えるでしょう。


継続の重要性は誰もが知るところでしょうが、それを実現している人は意外と少ないものなのですから。


なぜなら、本当にやりたいことでなければ継続することは難しいなんて、誰もが経験していることですものね。


あなたは、本気で声優になりたいですか?


その気持ちが少しでも揺らぐのであれば、本当にやりたいことを探すべきなのだと私からもご提案させて戴きます。

【参考記事はこちら】
声優になるには?声優になりたいけど将来が不安という人へ

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