演技の才能
これに苦悶する声優初心者の数は、それなりにいらっしゃるわけです。
と言うのも、現在活躍されている人気声優たちが「新人当初からこの才能を持ち合わせていた」なんて話を実しやかに聞かされてしまえば、不安を覚えても仕方がありません。
ただ、以前にもお話しした通り、演技の才能なんて誰もが持ち合わせているものでしてね。
【参考記事はこちら】
才能が無いという思い込み!?演技ができない人ってどんな人?
それを証拠に、表現訓練などしなくても公共放送で熱演している人たちは沢山いらっしゃるじゃないですか!
忖度劇場へようこそ
業務でヘロヘロになって帰宅した際、何気なくテレビをつければ、目に入ってくるのは「忖度劇場」です。
「嫌なら見るな!」と仰られる方もいらっしゃるのでしょうが、チャンネルを変えても大した差異などございません。
行政の評論家でもない私からすれば、何が正解かなど推し量ることもできませんが、いつまでこの茶番は続くのかと辟易してしまっているのは自分がおります。そして、これは私だけの話とも思えないわけですよ・・・。
とは言え、です。
そんな劇場の只中にいらっしゃる彼らから、学べることがありましてね。
演技に必要なのは才能だけでもない、って身を賭して教示していただいているわけなのですもの ( ̄▽ ̄;)
忖度劇団から見習うべきこと
忖度劇場の出演者それぞれが、厚かましいほどに「役割」を貫いています。誰がどう考えても「真っ黒」にしか感じられないことでも、それをおくびにも出しません。
当然、不安や迷いなど微塵も感じさせないわけですよ。
あなたが演技をする際、こんなことやってみたら恥ずかしいとか、こんな演技したら笑われるかなとか、果てはディレクター(講師)に怒られたら嫌だなぁ、なぁんて考えていませんか?
少なくとも、そんな心理状態ではキャラクターになりきることなど難しいでしょう。当然、その不安から中途半端な演技しかできていないはずです。
その役をどう演じるかという方向性は確かに重要でしょう。ですが、それ以上に役に入り込むことって、とっても大事なことじゃありませんか!?
それこそ、演技の才能だと感じるほどに、ね。
事実、忖度劇場の出演者たちは、それぞれの役割を明確に演じきっています。役に入り込んでいるわけです。
だから、限りなく黒に近いグレーを演じきってくれています。
そして、彼らは俳優ではありません。
そのことを認識していただければ、演技の才能なんて誰もが持ち合わせているものと感じられませんかね。
演技を楽しみ貫くべし
演技の才能の有無
この言葉だけを拝見するとさも高尚なスキルの様に感じますが、表現の世界は所詮相対評価の世界であり、嗜好に左右されることは拭い去りようの無い事実です。
だからこそ、もっと単純に考えていただけませんか?
振り切ってやりきる!
これこそ、演技の才能だと考えます。
恥ずかしがったり、怖がったりして中途半端になんとなく表現すれば、演技の才能がないって言われても仕方ありません。
笑われるくらい思いっきりやりきった方が、結果的に良い印象を残すことができるでしょう。
【参考記事はこちら】
声優になるには!?あなたに必要なたった1つのこと
少なくともあなたが目指している声優というお仕事は、世間から白い眼を向けられる業務ではありませんよね。
夢を与えるお仕事ですよね!
それなら、思い切り堂々とお芝居を楽しんで、あなたにしか出来ない演技の才能を開花させましょうよ♪
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夢を叶える条件!?声優になるために確認すべきたった3つのこと