文字を読んでいるだけにしか聞こえない。
そんな指摘を受ける声優初心者がいます。
その要因は練習不足かもしれませんし、感情表現がなんたるかを理解できていない事かもしれません。
他に、伝えるべき相手が見えていないこともあるでしょう。
【参考記事はこちら】
声優になれない理由!?自分勝手な練習をしてませんか?
ただね。
もっと単純なところに、その要因があるってご存知でしたか!?
表現にならない声優初心者の共通点
的外れな演技をしていると思われるのが恥ずかしい・・・。
こんな感じでしょうねぇ。
人によっては、ダメ出しを貰うのが怖いという意見にも繋がるのでしょう。
で、当たり障りの無い表現をする、と。
それが「表現」になっていれば問題はありませんが、大抵は文字を読むだけに終始するはずです。
わかりましたか?
要するに、失敗を怖れて行動できないことが「文字を読んでいるだけ」と言われる根本的な原因になっていることに。
周りも同じ状況であることに安心してませんか?
失敗をして恥ずかしい思いをした経験は、誰にでもあるでしょう。
ですので、自分が実施する表現で笑われたら「みっともない」なんて無意識に思っているのかもしれません。
それを証拠に、声優学校に在籍する大多数が似たような「状況」に陥っていることでしょう。
それもまた、あなたの成長を阻害しているのですけどね。
羞恥と向き合うって大事
声優学校に通う大多数は、表現といえない状態に甘んじているのでしょう。
そして、周りの状況に「安心」してしまう者も多くいるのであろうと推測します。
まぁ、群集心理がそうさせているということも理解できますが、あなたの本来の目的を今一度思い返してください。
プロの声優になるのでしょう?
であるならば、心の底にある「羞恥」と向き合う必要があるのではないでしょうか。
「やりすぎ」は褒め言葉ですよ
それは、やりすぎだよ。
表現練習の際、先生に指摘されクラスメイトから笑われてしまったとしましょうか。
確かに、恥ずかしい思いをするかもしれません。
でもね。
それが正解なんですよ。
中途半端に文字を読むだけより、思いっきり表現を楽しんでくれた方が成長が望めます。
失敗を怖れ何も行動できない者が、どうして演技が上手くなるのでしょうか?
失敗したから、恥ずかしい思いをしたから「次はこうしてみようかな?」に繋がるはずですよね。
少なくとも、練習中に思い切り行動できない者が、本番で思い切りの良い表現を実施するなど不可能だと思いますがいかがでしょうか?
笑われる勇気も必要だよ
声優事務所の人間として一応お伝えしておきますとね。
小さく纏まった表現しかできない声優なんて、いずれ埋もれてしまいます。
口うるさくお伝えしている通り、代わりなどいくらでもいる世界なのですから。
おいおい、やりすぎだよ!
と周囲から笑われるくらいの表現をできる者が、好感を得ていると知って欲しいなぁ♪
だからね。
あなたが必要なのは、もしかしたら「勇気」なのかもしれませんよ。
本気でプロの声優になりたいなら、声優に憧れているだけの大衆に埋もれてはいけません。
いっぱい笑われたっていいじゃないですか。
最後に笑うのは、あなたなのですから!!
【参考記事はこちら】
トップを目指せ!?声優学校で見かける天狗ちゃんの特徴とは