何をして良いか、わからなくなりました。
そんな言葉を口にし、肩を落とす声優初心者がいます。
この話だけを聞くと、覚悟が無く、声優に憧れだけを持ってこの世界に挑んでしまった者の自業自得と捉えられるかもしれません。
ただ、彼らは口を揃えて努力は続けていると訴えてきます。
それを否定することは簡単ですが、彼らの悲壮感が込められた目を見るに、練習を続けているのは事実なのでしょう。
それにも関わらず、自分の思い通りに事が進まない理由って何だと思いますか？
この話は、声優になれた者達にも聞いていただきたいことなのですけどね。
時に練習よりも大事なことがある
考えること。
文字にしてしまえば、馬鹿馬鹿しいくらい単純に見えると思いますが、この行動を忘れ去る者は意外と多く見受けられます。
そんなことは無いと口にすることは簡単ですが、あなたもその罠に陥っていないか、確認して戴けませんか？
その練習の意味と意図は理解していますか？
何をしても上手くなれないと嘆く者たちのすべてが、怠惰というわけではないでしょう。
事実、愚直に練習を続けている行為は目にしていますからね。
さて、そんな彼らに「その練習は何の為にしていますか？」と聞いてみたことがあります。
彼らの回答は、
- 上手くなるため
- 声優になるため
と答えてくれました。
その後、その練習から修得できることとは何なのかを聞いてみると、意外にも明確な回答は返って来ないのですよ。
それって「何故」その練習を続けているのか、分かっていないってことですよね？
思考の止まるルーチンワーク
日々の練習内容をルーチン化してしまっている。
これが、考えることを止める要因の1つです。
誤解して戴きたくないのは、練習時間をルーチン化することはダメじゃありません。
が、練習内容をルーチン化することは、大きな弊害が潜んでいます。
だって、出来ていることを只管に継続したところで、あなたはその練習に意味を見出せるのでしょうか？
【参考記事はこちら】
モチベーションアップ！？声優が実践している気分転換のやり方
先生に言われたから？
だって、先生が練習を続けろと言ってたから・・・。
たとえどんな教育者であれ、練習をすることを勧めない者などいないでしょう。
でもさ、同じ練習を「できてからも続けろ」って言ってましたか？
出来ていないのであれば、それを習得する意味があるのでしょうが、出来ているのならば「その練習を続ける意味」って何なのでしょうね。
それを疑問に感じられないのに、考えているって言えるのでしょうか？
【参考記事はこちら】
声優の先生は誰でも良い！？良い指導者の見分け方とポイントとは
うまくなる為に必要なこと
常に「何故」を意識すること。
非常に重要な話です。
だって、その疑問がなければ「どうしたら・・・」に続かないでしょう？
そう、あなたが上手くなるためには、誰もが実施している練習ではなく、あなたにだけの課題があるはずです。
それを1つ1つ解決していけば、必然と前に進めると思いますがいかがでしょうか？
少なくとも、何をして良いかわからないという状況に陥らないはずだと思いますよ。
【よろしければ、こちらの記事も参考にしてください】
声優になれない人の失敗例！？目標の立て方も重要ですよ
