声優になるには、声優に詳しくないとダメですか?
同級生で声優好きの子に「声優になりたいのに○○さんも知らないなんて、あり得ない!」という言葉を貰ったとのこと。
で、質問者本人も、好きなキャラクターの声優は言えるが声優好きに比べる程でもなく、不安になってしまったらしいのですね。
まぁ、普段であれば「そんなことはない」の一言で終わるご質問です。
ただまぁ、ちょっとだけアドバイスもしておいた方がよろしいかなぁという見方もあるわけなのですよ・・・。
声優になるには、声優に詳しくあるべきか?
声優に詳しくなければ声優になれないのか、と問われれば、
そんなこともない
で終わらせる内容です。
真面目な話、声優ファンじゃなければ声優になれないなんてのは誤解ですのでね。
表現の勉強のが、余程重要であるという話は言うまでもありません。
が、まったく興味を示さず希薄でも良いのかと問われると、返答が変わります。
共演時のコミュニケーションとして
まぁ、これは声優になってからという話かもしれませんが、共演者のリサーチに余念がない先輩もいらっしゃいます。
過去の出演作品とかね。
それが役に立つかどうかは、その時次第なのかもしれませんが、台本を読むだけの事前準備しかしていない人よりは、意識が高いと言えるでしょう。
でね。
声優ファンならここまではするかもしれません。
その上で、関係者の情報もリサーチしているのが、彼らの意識の高さです。
声優は人とのつながりでお仕事をしていることを理解している者の姿なのでしょうね。
現場あるある?
とある現場でね・・・。
○○さんみたいな感じでお願いします。
こんなディレクションを受けた声優がいます。
まぁ、イロイロ思うところもありますが、実話です。
で、その声優が言った言葉が、
○○さんって誰ですか?
でした。
これがどのような反省材料になるかは当人のみぞ知る話になるのですが、私からお伝えしたいこととすれば、時代の流行やニーズには敏感でいるべき職種であるとご理解いただきたいわけです。
この話をどのように受け止めるかは、あなたにお任せしますけどね。
オーディション面談時の備えとして
今までの話は、声優になってからのお話でした。
じゃあ、声優のリサーチは今のあなたに全く必要ないのでしょうか?
間違いなく、あなたは声優になるためのオーディションを受けるでしょう。
で、その声優プロダクションさんに興味を持ってもらい、面談を受けることになったとしますよね。
具体的な面談内容の明言は避けさせていただきますが、そのプロダクションさんに所属する声優の何人かは知っておいても損は無いとお伝えしておきます。
ちょっとした事前準備をしておくだけで、印象が変わる場合もありますのでね。
声優ファンである必要性はありませんが、入所を希望する事務所さんの情報を全く知らずにいるのはリスキーかもしれません。
所属オーディションは就職活動と同義ではありませんが、アルバイトの面談みたいな感覚でおられると、痛い目を見ると思っていてくださいね。