趣味として声優学校に通うのはダメですか?
会社員として働いている方からの質問です。
別段、会社を辞めて声優になりたいというわけではなく、何か新しいことを始めたいと思った際、声優という職種に興味を持ち、趣味の範疇で始められないかと思ったのだとか。
専門書などを読んでは見たものの、独学では分からない点も多く、それらを聞ける声優学校に行ってみたいと考えたみたいです。
ただ、真剣に声優になりたい人達の中に加わるのは失礼に当たるのかとお悩みになったのだとか。
いやぁ、ご縁って不思議だなぁと感じるご質問を頂戴したわけでしてね。
私も、いろいろ視野を広げるために行動をしておりますが、声優志望でない人からお声がけを貰えることに、ちょっとうれしくなったのは事実です。
でね。
結論から言えば、会社員だったり自営業の人が声優学校に足を運ぶケースって結構あるんですよ。
声優学校がコミュニケーションスクールに!?
恥ずかしくて、こんなセリフ言えません!!
以前、私がお世話になっていた声優学校での1コマです。
当然、先生から「何しに来たの?」的な話を頂いておりましたが、その人は声優になりたいわけでなく、発声訓練を教わりたかった会社員(営業)の人でした。
当時は、私自身「へぇ、そんな人もいるんだなぁ」程度にしか思いませんでしたが、今にして思えば素晴らしい発想力のある方だったと考える次第です。
で、指導者である先生も面白みのある人でしてね。
恥ずかしいという感情がなければ、役者なんてできませんよ。
なんて素敵な回答をしていましたね。
素敵な長兄役
はじめの内は奇異な目で見られていたサラリーマンのお兄さんでしたが、悪戦苦闘しながらもなんとか表現しようとする姿勢は、周りに良い影響を与えていたのだと思います。
また、当人も声優になる予定は無く、自己啓発の一環と宣言していましたから、ライバルにはならないお兄さん役として、生徒たちの相談にも乗っていたみたいです。
その人に「いい人ですねぇ」と声を掛けたことがありますが、
とんでもない!やる気を貰っていますよ!!
と、笑顔で返されてしまいましてね。
会社での立ち位置などをお伺いはしませんでしたが、人としては超一流だなぁと感じ入ったことを覚えています。
趣味で演技の勉強なんて素敵ですよ!
こんな経験をした私からすれば、趣味であろうが自己啓発であろうが、声優学校に行くことが失礼に当たるなんてわけはないと断言できます。
逆に、表現を趣味と言える人なんて素敵だなぁと思う次第です。
ですのでね。
ちょっと、他の人と違う趣味を持ってみたいという人は、声優学校に通ってみるのも面白いかもしれません。
週1クラスであれば、そこまでの負担にはなりません。
私が知っている別の人のケースを挙げると「週1回東京に行く口実ができた」なんてお茶目な人もいらっしゃいました。
人生を素敵に過ごせる人って、憧れます。
そう、回答させていただいたご質問でした♪
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