人の心に響く演技をするには、どこで学べば良いですか?
質問者の思いと疑問を列挙すると、
- 声優の仕事がしたい
- マイクの前だけの演技では、人の心に響く演技はできないと思う
- 舞台に立ち演技をしたい
で、冒頭の質問に戻ります。
さて、私が回答するまでも無く、劇団に興味がある内容でしたので、そのまま自分の望む考えを後押しさせて頂いた次第です。
ただまぁ、舞台に立って演技したいという言葉が無ければ、回答は変わったかなぁとも思います。
人の心に響く言葉は誰が言うか?
さて「人の心に響く言葉」をちょっと噛み砕くと、
- 感動
- 感激
- 感心
- 感服
- 感嘆
- 感銘
- 感慨
つまり、感情移入できるほどの共感を得る言葉と言えるのかもしれません。
で、人の心に響く言葉を発しているのは、沢山いらっしゃるわけじゃないですか?
身近な存在とすれば、先生だったり先輩だったりでしょうし、講演者だったり、指導者なんて人達もいます。
自分が実施していることに対する先人の声や考えは、心に響きやすいのではないでしょうかね?
人の心に響く演技はどこで学べるか?
そんな彼らを演じさせてもらうのが、表現者の役割なのだと思います。
ですのでね。
質問者が仰るとおり、マイクの前で練習することが「人の心に響く演技を学ぶ」行為ではないでしょう。
但し、同様に「舞台に立つことが人の心に響く演技を学ぶ」行為でもないはずです。
逆説的な物言いになるのは、あまり礼儀良いことではありませんが、舞台に立てば俳優として、役者として著しい向上が図れるのであれば、誰もが其処を目指さないのは何故なのでしょうかね?
演技論ということだけではなく
まぁ、これ以上書くと「演技論」になってしまうため止めさせて頂きます。
演技論は演者同士で語り合うべきものであり、私の立場でどうのこうの言うのは憚られますのでね・・・。
ただまぁ、そういう難しいことではなくて、人の心に響く演技を学びたいと思わせてくれたところに行けば、よろしいんじゃないかなぁと。
つまりは、あなたの望む条件にあった場所を模索することも、また「学び」なのだと思うのですよ。
人の心を学ぶとは?
人の心に響く演技、と言いますけど、大前提は人の心に響く言葉を発する「誰か」がいるわけですよね?
で、細かいことをバッサリ割愛すれば、
その「誰か」になりきれば、人の心に響く演技をしたことになる
と思いますがいかがでしょうか?
それが「フィクション」だろうが「ノンフィクション」だろうが、人の心に響く演技をしてくれるのは、その役をきっちりと作り上げた「表現者」なのだと思います。
それが、俳優だろうが声優だろうが、アイドルだろうが、子役だろうが・・・ね!
まちがっても、
- マイク前に立てば・・・
- 舞台に立てば・・・
- ブースに居れば・・・
なぁんて、場所が上手くなるためのブラックボックスだと思わないことを望む次第でございます。
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