プロの声優になるのに、学歴は関係ありますか?
言い方は様々ありましたが、内容としてこの質問をされることがあります。
ネット上で高学歴声優の情報が出ているからこその不安かもしれませんね。
まぁ、学業の成績が良いことに越したことはありませんが、それが採用条件になるということは、まず無いと考えています。
少なくとも、私が勤務する事務所では高学歴だから新人声優を採用した・・・という話は一切ありません。
だから勉強をしなくても良いということではありませんが、それがすべてでもないということはお伝えしておきますね。
ですが、持っていて貰いたい能力はあります。
プロの声優に求められる能力
プロの声優になるために必要な能力。
それは「読解力」です。
アニメや吹き替えなら、そのキャラクターの思いを理解しなければ、感動を伝える芝居など出来るはずもありません。
また、ナレーションでしたら作者の言いたいことを正しく理解していなければ、聞いている方は眠たくなるばかりです。
台本を音読することが、声優の仕事ではない!
声優になりたいあなたに強く理解して頂きたい事として、台本に書かれている事をただ読むだけで良いのなら、それこそ機械にお任せすれば良い訳ですよね。
逆を言えば、内容を理解し、感情を乗せてお伝えることが可能だからこそ、あなたが憧れる声優の存在意義がある訳です。
そして、それが可能だからこそ、あなたは声優になりたいと思ったのではないでしょうか?
ですので、学歴は必要ありませんが「読解力」を所有しないと声優は務まらないというのが、この質問に対する回答になります。
国語力こそ、プロの声優に求められる学力!?
尚、人によっては、国語力が重要だという説明をする方もいます。
それを否定するつもりはありませんが、今のご時勢、漢字が読めなかったり、物語の歴史背景がわからなかったりするのであれば、あなたが所有しているスマホを使えば良いじゃないですか。
電子辞書が良くて、スマホが駄目な理由なんてありませんからね。
※但し、現場中にスマホを使うのはNGですよ。
ですが、読解力だけはツールを使って・・・というわけにはいきません。
この能力だけは、今のところ自分で身につけるしかないでしょう。
読解力向上のために実施すべき、読書習慣
ちなみに、読解力を向上させるには、読書の習慣を身につけるしかありません。
よって、読書が嫌いで漫画しか読めないという方は、声優に向いていないということになります。
純文学とか難しい作品はちょっと・・・。
という方もいるかもしれません。
そこは安心してください。
ライトノベルでも良いですし、漫画から小説になった様な作品でも構いませんからね。
これなら、読書が苦手な方でもチャレンジ出来そうじゃないですか?
読解力向上のために、まずは活字に慣れよう!
読解力を身につけるのに重要なことは、まず「活字に慣れる」ことからなのです。
そんなんで良いんですか?と言われることもありましたが、本当なんですよ(*'∀`*)v
プロの声優になるために、またプロの声優になってからも意識して読書の習慣を実践してみてください。
いつの日か、この習慣化があなたを助けてくれる時が来ますからね♪