声優学校に入学する前に、用意しておいた方が良い物ってありますか?
・・・覚悟!
って話は散々このブログで話しており、そろそろ「し・つ・こ・い!!」と言われそうですので止めておきましょう。
さて、今回の質問は、プロの声優になりたい人が入学前に準備しておいた方が良いモノはあるのか、ということですね。
つまり、メンタル的な話ではなく、役立ちそうなモノを回答していきたいと思います。
声優初心者が、入学前に用意しておくべきモノ!?
声優初心者の人が、声優学校入学前に準備しておくべきモノ。
それは・・・
何も用意しない方がよろしいかなぁ・・・
と、思います。
出鼻を挫く様で申し訳ありませんが、当然理由があります。
声優学校指定の物品もある
声優学校ごとに違いはありますが、声優学校指定の物品があるかもしれないためです。
用意周到を意識して事前準備をしたら、学校側で同様の物を提示されてしまった・・・なぁんてケースもあったりします。
まぁ、類似品が2つ以上あったからダメということでもないのですが、しょんぼりする可能性は否めないですかね。
声優初心者も持っておいた方が良いモノ
入学後に学校側の提示物を確認した後、本人が必要だと思ってから準備をした方が良いモノということで、冒頭の質問に答えていきたいと思います。
- アクセント辞典
- ボイスレコーダー
この2種類ですね。
アクセント辞典につきましては、以前にもお話ししておりますのでそちらを参考にしてください。
【参考記事はこちら】
アクセント辞典は必要か!?そのメリットとデメリットとは!?
ボイスレコーダーの利用が、上達の条件に!
ボイスレコーダーを用意すべき理由は、自分の表現を自分の耳で確認するためと理解してください。
発声、滑舌を含め基本の部分が正しくできているのかは、ボイスレコーダーを使って判断することができます。
また、表現に関しましても「どうすればもっとよくなるのか?」を判断するために、自分の声を自分で聞く習慣は持っておくべきでしょう。
声優として成長しない人の、共通点
せっかくですので、自主練習時の簡単な方法論を提示させて頂くと、
- 表現をしたら、確認をする。
- 確認した内容が悪ければ、修正をする。
- 確認した内容が良ければ、よりよくできる方法を模索する。
こんな感じでしょうかね。
至極当たり前で簡単な内容ですが、これを実施していない人も多く見受けられます。
成長が見込まれないケースのひとつに「やったらやりっぱなし」があるんですよね。
誤解しないで欲しいのは、台本の科白なり、ナレーション原稿を「読めば」基本や表現が上手くなるわけではありません。
もし、これだけで成長が見込まれるのであれば、声優学校に通っている誰しもがプロの声優になれますよね?
声優として成長するための、ルーティンワーク
- 自分の表現を客観的に聞くことにより、自分の弱さを知る。
- 弱さを知ることが出来たら、それを強化するための課題を模索する。
- 課題解決のための道筋ができたら、その練習をする。
- 練習をした後、自分の成果を聞き、良し悪しの判定をする。
プロの声優になりたいのでしたら、このルーティンワークを実施すべきです。
それは、プロの声優になってからも同様なのですよ!?
地道な訓練ですけど、やりっぱなしにはせず、一歩でも先に進むための課題確認とそれを克服するための模索、および実践をしていけば、着実に前に進めます。
その現状確認と判断をするためにボイスレコーダーは非常に有効なツールと言えるでしょう。
録音された自分の声を聞くという習慣化
演技しながら耳で確認すれば良いんじゃないんですか?
その考えも間違ってはいません。
ですが、演技に集中されているときに、客観性を持って自分の声音を確認するという行為は結構大変です。
また、録音された声音と普段自分で聞いている声音は違いがあるってお分かりですか?
詳しい説明は長くなりますので割愛しますが、普段何気なく話し、聞いている声音が、自分以外の人にも同じ様に聞こえているわけでもないことを事実として知っておいてください。
ということで、これが出来る人は自分の声がどの様に出て、どの様に聞こえているかを明確に理解している人でなければ難しく、声優初心者の人にそれを望むのは酷な話と考えますがいかがでしょうか?
これらのことより、確認していただきたいのは「録音された自分の声音」であり、表現方法も含め、冷静に自己分析するために、記録・確認ができるツールを所持しておいた方が賢明ということになります。
声優初心者が持つべきボイスレコーダー
・・・でも、お高いんでしょう!?
スミマセン。
ちょっとふざけてしまいましたが、それほど高性能のものでなくとも良いと思います。
ボイスサンプルを作るとなれば、それなりの機材を用意したいところですが、あくまでも自主練習で使用するとなれば、そこそこの性能で十分です。
【以下注意として】
※あくまでも参考としてボイスレコーダーの一覧を紹介致しますが、購入を強要するものではありません。興味がある人のみご確認ください。
他にも受講しているレッスンを収録し、重要な点を再確認するために利用している人もいます。
ありがちなのは、受講中にメモを取っている際、講師の話を聞きそびれてしまった・・・なんてことにならないための処置なのでしょう。
講義を録音する場合の注意点
講義を収録しておけば、レッスン中は講師の話に集中することが出来、復習も可能になります。
熱心な人は、こんな使い方をしている様ですね。
但し、レッスンの録音は学校側および講師に許可を得てからにしてください。
本来は、レッスンの録音はNGであることが一般的です。
有用性はあるのですが、あくまでも規則は守ってくださいね。
間違っても、黙って録音はしないように!
プロの声優が所有するモノ
プロの声優さんもボイスレコーダーを持っていますか?
何かしらの収録機材を所持している方がほとんどですが、ボイスレコーダーとは限らない・・・というのが回答になります。
実際、簡易チェックをしたいなどでボイスレコーダーを持っている人もいます。
それに加え、パソコンで音声編集ソフトと収録機器関連を所持している人のが多いのかもしれません。
例えば、こんな感じですかね?
- コンデンサマイク
- スタンド
- ポップガード
- 整音機器
環境にもこだわるプロ声優
さらに拘る人は収録環境まで準備している人もいます。
【注意として】
※写真をクリックすれば販売ページを参照できますが、あくまでも参考としてのご紹介です。購入を強要するものではありませんので、あしからずご了承下さい。
ただまぁ、いきなりこのレベルが必要というわけじゃありませんからご安心ください。
今回は、あくまでも情報のご紹介と理解してくれれば結構です。
いろいろな情報を膨らませてしまいましたが、練習用としての利用を主とするのであれば「ボイスレコーダー」で十分です。
ですので、用意しておくべきもの・・・というより、準備しておいてもよいかなぁということとして、電気店に行ってみて使い勝手の良い商品を探しておくのも悪くないと思いますよ。
【追記記事はこちら】
実録!これがプロの声優が使っているボイスレコーダーだ!!