本気でプロの声優になりたい初心者が知っておくべき真実

プロの声優になりたいと思っても、何からはじめて良いかわからない。有象無象の情報に初心者が振り回されるのは見ていて気の毒です。だから、声優事務所の事務員が「声優になる方法」を教えます。

ナレーションが苦手な声優初心者が意識するべき3つのこと

ナレーションが苦手な声優初心者へ

 ナレーションが苦手で・・・。


お芝居をすることは、それなりに楽しいと考える声優初心者も、ナレーションとなると勝手が違うとする声が聞こえてきます。


で、苦手分野を克服しようと奔走したくとも、そもそも何をして良いか分からず、結果的に諦めてしまう者も出てくるわけですね。


とは言え、声優所属オーディションの際、ナレーションも評価の対象になることは事実。


来るべき時に備え、何を意識すべきか。


私も興味がありましたので、ナレーションの指導者にお話しを伺ってきました。

 

ナレーション実践時に意識したい3つのお約束

基本が出来ていることが大前提。


ナレーションの指導者にお話しを伺った限り、滑舌も含めた発声が正しく出来ていることが最低条件のようです。


当たり前の話ですが、お芝居の台詞よりも滑舌の明瞭さがなければ顕著に悪目立ちをする箇所ですので、基本を疎かにしている人はお話にならないとのこと。

【参考記事はこちら】
何事も前向きに捉えよう!?滑舌が悪くても声優になれる?


その上で、細かいことを話せばキリは無いとのことでしたが、ナレーションの苦手を克服したい声優初心者に意識して貰いたい事は、たった3つに絞られるともお話いただきました。

 

1.表情筋が固くなっていないか意識すること

ナレーションに苦手意識を持っている声優初心者は、とにかく表情が硬くなっているとのこと。


例えて言えば、能面みたく文字を読んでいるとお話しいただきました。


これでは、どれだけ強調やイントネーションに気を遣ったとして、硬くてつまらない表現しか提供できないのは当然だ、とする声と共にね。


あなたが実践すべきナレーションの原稿が、堅い作品ならばよろしいのでしょうが、穏やかで優しい雰囲気を提供すべき内容だとしたら、表情も柔らかくすべきではないでしょうか。


これって、お芝居の表現では出来ていることですよね?


つまりは、そう言うことですよ。

 

2.呼気を意識すること

声優初心者の誰もが、アテレコや舞台で演技をするために、発声訓練をしてきたはずですよね。


で、長台詞に耐えられるだけの支えとなるインナーマッスルも鍛えてくれていると思います。


でさ。
人と会話するときの発声って、舞台発声のような呼吸、つまり大きく息を吸ってからしゃべり始めていますかね?


わかりやすく、聞き取りやすい声音を、より自然に提供する


これがナレーションを実践していく上で意識すべきことなのだそうです。


で、難しい話を全部端折ってお話しすると、

 

語り始めに息を吸いすぎているのだよねぇ。


とご教示いただきました。


やってやるぞー!!


って思いが伝わるのは良いのですが、それが声音に伝播されてしまうと、作品の雰囲気とあわなくなるケースが多いというお話しでしてね。


もし、思い当たる節があなたにあるのなら、これを意識するのも一興かと思いますよ。

 

3.伝えるべき対象を意識すること

何をしても「文字を読んでいるだけ」に聞こえてしまう人に多いのは、伝えるべき対象を全く意識していないためでしょう。


これは、ナレーションに限らず表現全般に言えることですし、以前にも同様のお話しはさせていただきました。

【参考記事はこちら】
声優初心者に多い悩み!?読んでいるだけと言われる理由 


ナレーションの原稿を読む際、誰にお伝えすべきかを常に意識すること。


文字にしてしまえば簡単なことなのですが、非常に重要なことですよ。

 

ナレーションが苦手な本当の理由

さて、先生にお話しを伺っている最中に面白い質問を頂戴しました。

 

何故、ナレーションって苦手意識を持たれやすいか、わかるかい?


それに対し、私の持ちうる知識で返答しましたが、間違いではないにしろ本質でもないという回答を頂戴する始末。


ついに白旗を上げて、答えを頂戴したわけですが、それが意外でしてね。

 

 

圧倒的に経験が足りておらず、慣れてないから

 

 

一瞬「何を当たり前な」と発言しそうになりましたが、指導者のお話を聞いてなるほどとも思った次第です。

 


人と会話をし、表現を実践する機会は人生そのものであり、人に文語表現となる文字を使って説明し、思いをお伝えする機会は、人生においてわずかなものでしかない。

 


言われてみれば、確かに文字を読んだことはあっても、それをお伝えする機会って非常に少ないと感じましたがいかがでしょうか?


経験が無ければ、上手く出来ないのは当たり前ですよね。


なら、やることは見えてきませんか。


友達に、家族に、あなたのナレーションを聞いてもらって、意見を頂戴すればよいじゃないですか。


それが難しい人は、聞いて貰う雰囲気作り、つまり写真だったりぬいぐるみを目の前に置いてナレーションの練習をしてみてはいかがでしょう。


勿論、あなたのナレーションを評価するのはあなた自身です。


自分の声を自分の耳で聞いて、良し悪しを把握するのは成長に必須の行動ですよ。

【参考記事はこちら】
実録!これがプロの声優が使っているボイスレコーダーだ!!

 

ナレーションに苦手意識を持つ前に

ナレーションに苦手意識を持つ前に、そもそも経験不足だという認識をすること。


聞けば当たり前と思える話も、日本語をしゃべる習慣が当たり前であるからこそ、上手くいかない自分にジレンマを感じるのかもしれません。


ってことで、あなたはナレーションが下手なのではなくて、慣れていないだけって理解していただけたら、進むべき課題が見つけられますよね?


あとは、あなたの夢を叶える日に向けて邁進してください♪

【あなたの夢を叶えるために意識すべきこと】
声優になるには!?声優オーディションの日までにすべきこと

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