本気でプロの声優になりたい初心者が知っておくべき真実

プロの声優になりたいと思っても、何からはじめて良いかわからない。有象無象の情報に初心者が振り回されるのは見ていて気の毒です。だから、声優事務所の事務員が「声優になる方法」を教えます。

「頑張ります」は低評価!?自己アピールを意識しよう

自己アピールも積み重ねが肝心

一生懸命、頑張ります!!


非常に好感の持てる言葉です。


夢に向かって邁進している姿はまぶしく、言葉通りに頑張っている姿を見れば応援したくなる人が出てくるのも事実でしょう。


さて、「頑張ります」という言葉。


いつでも使える万能な言葉なのでしょうか?

 

プロの声優だって頑張ってますよ

例えば所属オーディションの時。


その場にいる殆どの人が、一生懸命頑張ります・・・と仰います。


そう、頑張ることは美徳なのですが、プロの声優として事務所に所属したいのなら頑張るのは当然のこと、と理解している人が殆どということでしょうね。


ですので、頑張ることをアピールされても「印象に残らない」可能性が高いということは、お分かりいただけますでしょうか。

 

声優初心者にアピールして貰いたいこと

本当にアピールしてほしいのは「期待させる何か」を提示できる人ということになり、それができない自己表現が苦手な人にとっては、結果的に「思い描いた未来」から遠ざかるかもしれませんね。


これは「セルフプロデュース」とも言え、プロの声優になってからも重要視される行動の1つです。


例えば仕事のオファーを例に挙げてみましょうか?


オーディション用のデモテープを作ることは、この業界にいる限り誰でも経験することです。


これらサンプルを作成する際、求められている内容にマッチする表現を目指すわけでして、作り方こそ個性がいろいろ出て構わないのですが、結果的に答えるべきは「あなたにオファーするための明確な理由」に対する内容ですよね?

 


その役が出来るようになります!

 


という宣言は不要であり、あくまでもオファーすべき必要性が重要視されるわけです。

 

あなたの魅力はなんですか!?

ですが、これはきっかけでしか過ぎません。


オファーされた後、現場で見られるのは表現力は当然として、人間としての魅力を持ち合わせているかも見られていると思っておいてください。


クライアントは元より、ディレクターもミキサーも人間です。


「またお願いしたい」と思われる声優なのか?


ここに、セルフプロデュースの差が出てくるのは、経験上存じ上げております。

 

自己アピールは常に意識すること

自己アピールの場は、思いのほか突然にやってくるケースは多いです。


所属オーディションの面談だけを意識して、言いたいことを丸暗記・・・


ダメとは申しませんが、意外性はありません


自己表現は、自分が考えた事や思いを声にしてお伝えすることができるが重要になります

 

自己アピールも積み重ねが肝心!

とは言え、自己アピールという表現も、昨日の今日で身に付くことでもなく、日々の積み重ねで強化していくものです。


自分の言葉が・・・思いや考えが正しく相手に伝わっているのか?


話相手の目や態度を見て、それを感じながら「どうすれば伝わるのか」を模索し続けてくださいね。


そのために、読書をしたり日記を書いたりするなど、文章でまとめてみるのも良い方法だと思います。

 

自己アピールの方法こそイロイロ

ブログで自分の状況を発信してみるというのも良いかもしれません。


youtubeやニコニコ動画で配信してみるのも面白いですね。

 

  • 自分ってこんな人間だよ。
  • こんなことが出来るよ。
  • こんなことを考えているよ。


自己表現の方法は何でも良いです。


でも、アピールすることは多少意識しておいてください。

 

声優事務所が本当に聞きたいこと


あなたは何ができますか?

 

 

質問される言葉は多岐に渡りますが、表現者に求められることはこの言葉に集約されると感じます。


それに対し、明確な返答が出来て、且つ相手にメリットを感じさせる何かを提供することが出来れば、あなたのセルフプロデュース力は高いと言えるでしょうね。


間違っても、


御社の役に立てるように一生懸命頑張り続けることが出来ます!!


とかの回答はやめておいた方が賢明でしょう。


なぜなら、この回答は「アピールすることが何もない」という評価を受けてしまう可能性高いからね

スポンサーリンク