本気でプロの声優になりたい初心者が知っておくべき真実

プロの声優になりたいと思っても、何からはじめて良いかわからない。有象無象の情報に初心者が振り回されるのは見ていて気の毒です。だから、声優事務所の事務員が「声優になる方法」を教えます。

Lesson9.声優初心者が自分にあった学校を選ぶために意識すべきポイント!

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声優学校の資料請求はしていただけましたか?


また、その資料請求はあなたの学校選択に納得いくだけの数を準備できましたか?


今は、学校を選ぶ段階です。
迷うくらいなら、いくらでも資料請求してしまいましょう


資料請求することに金銭的な負担はありませんし、そもそも迷っている時間がもったいないです。


あなたがじっくりと時間を掛けるべきは、自信を持って躊躇することなく、夢に向かって進むことが出来る学校を厳選することですからね。


プロの声優になる覚悟があるのならば、面倒くさがらず、しっかり実施して下さい


さて、既に学校の厳選方法は説明しました。
【関連記事はこちら】
Lesson7.声優初心者が実施すべき資料請求とその効果的なやり方!


また、学校厳選の際に陥り易い注意点についてもお話ししました。
【関連記事はこちら】
Lesson8.声優初心者が陥りやすい学校選択時の過ちとその事実!


あとは学校を厳選するポイント、つまり資料のどこに着目し、何を比較すれば良いかが分かれば、自分にあった学校が絞られてくるわけです。


それでは、そのポイントの紹介と説明をしていきましょう。

 

声優学校を厳選するポイント

  1. 受講時間・時間割(全日・夜間・週1・週2など)
  2. 費用
  3. 定員数
  4. オーディション提携先の数


さて、これらが学校資料で比較するべき選別項目になるわけですが、その理由に気付く事は出来ましたか?


そう、これらの項目は、すべて数値で判断を下すことができます。


つまり声優初心者でも「曖昧」な判断をすることなく、明確な選別が可能になるわけです。


声優初心者にありがちな選別方法をお話ししましたが、覚えていますか?


もし、これらを選別の項目にしてしまうと、

 

  • 憧れの声優が在籍した学校だから良いはずだ・・・
  • 学内デビューができるから、プロになれるかも・・・
  • 現役ディレクターが教鞭を持つから、良い授業なのだろう・・・

 

こんな「たら・れば」な判断で学校を選んでしまって良いのでしょうか!?


自分が選んだ学校に満足してくれれば構わないのですが、場合により「他の学校にすればよかった・・・」なんて言葉を口にする方も出てくるわけでして・・・。


その点、上記の項目なら「曖昧」な判断をする心配がありません。


だからこそ、私が提言した「基準学校」との相対評価がはっきりと区分出来るのです。


当然、学校選別に重要視すべきポイントは人により異なります。


あなたが納得し「ここだけは譲れない」というポイントで選別作業を進めてください。


それでは、各項目ごとのポイントについて説明していきましょう。

 

受講時間・時間割(全日・夜間・週1・週2など)

あなたが高校卒業後にプロの声優を目指すのであれば、どの学校を選んでも問題はありません。

 

ですが、学生であったり社会人の場合、受講できる時間に限りがあるのは当然です。


当たり前ですが、その声優学校に通学することが可能かどうかの判断は、最初に実施すべき内容だと理解してくださいね。

 

費用

これも非常に重要な選別項目です。 

  • あなた自身に、その学校の費用を支払う能力があるのか?
  • 親にお願いするのであれば、理解は得ているのか?


学生ローン制度を有している声優学校はあります。

 

それだけを見れば「支払いは可能」と判断しがちですが、散々お話ししている通り、声優という職種は声優学校に通えばなれるというものではありません


それだけの費用を支払う理由があるのか、じっくり考えて判断してください

【参考記事はこちら】
学生ローンの是非!?声優学校に通うために借金をすべきか?

 

定員数

意外と軽視されやすい項目ですが、これも重要です。


当たり前ですが1クラスの収容人数が多ければ多いほど、あなたに費やす時間は減少します。


1回の授業であなたが見てもらえる時間がどれくらいになるのか?


少人数だとセリフの勉強ができない、とする意見もありますが、だからと言って大人数クラスを良しとする理由にもなりません。


この意味はお分かりいただけますよね?

 

オーディション提携先の数

これも重要です。
もし、あなたに行きたい所属先があるならば、その所属先が提携されていなければ意味がありません


また、行きたい所属先が決まっていないならば、提携先の数が多い方がプロの声優になるチャンスが増えるのは当たり前です。


もっとも、提携先の数だけで判断すると基礎を経験したライバルが多くなる話しもしました。

 

かと言って、提携先が少なすぎる学校を選ぶのもあまり得策とは言えません


これに関して明確な答えは出来かねますが「平均的な提携先の数」を有する学校を選択するのがもっとも無難とだけお伝えしておきます。


以上のポイントを踏まえ、選抜学校を何校か選び抜いてください。


いかがでしたか?
今回説明したことは非常に当たり前なことばかりです。


ですが、これらを当たり前と思えるのは、説明を受けた後だからですよね?


声優初心者に「当たり前」を要求するには無理があります


だからこそ、学校の特長にばかり目が向いてしまい、後ほど後悔を口にする人がいる理由に繋がるのかもしれません。


当たり前なことを実施しなければ、同じ事をしてしまうリスクがあることだけは肝に銘じておいて下さいね。


さて、もっと当たり前なことがあります。
それは「あなたが行ける声優学校は1校だけ」ということです。


選抜学校を決める判断は資料上でも出来ますが、最終判断を資料だけにするのはリスクがあります。

 

資料に書かれていないことや、資料からでは読み解けないこともあるからです。


百聞は一見にしかず・・・。


お分かりですね。
後は、あなたが選び抜いた選抜学校を見に行きましょう。


自分の人生を決めるかもしれない学校選びに手を抜くなんてあり得ない話です。


最後の決断をするために、学校訪問は必ず実施してくださいね。


次回は、学校訪問の際に意識すべきポイントや、学校が用意するイベントの事実についてお話したいと思います。

 

【声優になりたい人へのレッスンマップ】

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