別に、友達を作りに来たわけじゃないんで。
「孤高の声優初心者」とでも呼べば格好良いのかもしれませんが、これを人見知りの言い訳にしている感じが見え隠れしておりましてね。
まぁ、彼らの言い分も分かります。
友達付き合いに掛ける時間があるのならば、自分が勉強する時間に当てたいとする意見です。
また、煩わしい友達付き合いをすることで、余計な心労を溜めたくないとする話も伺いました。
つくづく、声優を目指す全ての初心者が、覚悟を持って取り組んでいるわけがないことを露見しているお話ですわね。
とは言えです。
自分を律する為にコミュニケーションを放棄することが、得策とは思えません。
だって、自身の成長のために実施している行為が、自身の成長を阻害しているわけですからねぇ・・・。
コミュニケーションをする意味とは
ひとりでいる方が気楽で良い・・・!
多少なりとも人間関係に振り回された経験がある人なら、共感できる声なのだと思います。
人生において貴重な時間やお金を掛けた上で、充足感を味わえるなら素敵な友人関係なのですが、
自分は、何をやっているのだろう・・・!?
ふと現実を見つめ直したとき、空虚な気分を味わう経験だってあるのかもしれません。
人間関係の煩わしさ以前に、むなしい感情が襲ってくれば、孤独を容認し、それに傾倒していく気持ちも理解はできます。
ですが、誤解してほしくないことがあります。
コミュニケーションを図る意味って、友達を作るだけなのでしょうか?
有益なライバル関係とは
あいつには負けたくない!
そんなライバルがクラスにいてくれたら、ラッキーです。
だって、あなたの成長を促すことができますからね。
で、双方がライバルと認め合った仲であれば、表現の意図を確認しあうことができるでしょう。
意見の相違もあると思います。
でも、そういう考え方もあるのかと学べるわけです。
お友達ごっことは違った人間関係。
それは、大事にしてほしいかなぁ。
気付かせてくれる存在
あなたを成長させてくれるのは、ライバルだけとは限りません。
クラスメイトが練習している様を見る事で、気がつくこともあるでしょう。
余計なお世話と言わずに「こうしてみたらどうだろう?」と声を掛けてみましょうよ。
その子と一緒になって、どうやったら上手に表現できるかを考えて見ましょうよ。
確実にあなたも成長させてくれます。
そのコミュニケーションは、いずれあなたを成長させる客観性にも繋がるからです。
情けは人の為ならず
意味はお分かりですね?
人は、人との繋がりが無ければ成長が難しいことを理解しましょうね。
情報の互助関係
人付き合いが煩わしいと感じている者の欠点として、情報不足が挙げられます。
ひとりでの情報収集には限界があり、コミュニケーションネットワークを広く持っている者に劣るのは至極当然です。
でね。
知っていれば大したことがない情報でも、知らないと損をすることなど、いくらでもあります。
人との「ご縁」なんて、まさにこのネットワークが重要になるでしょうね。
人見知りを理由として、コミュニケーションを疎かにしてしまえば、あなたが活躍できる場所は狭い世界になりませんか?
表現の実力があれば・・・
まぁ、それも事実です。
が、活躍されている先輩方に取って代われるほどの実力があれば、の話ですけどね。
あなたが本当の意味で、学校生活におけるコミュニケーションを生かせていれば、間違いなく成長に繋がっていることを実感できるはずです。
友達という言葉に惑わされるな!
友達
物語の中であれば、さも運命共同体かの様に語られる言葉ですね。
たださ、現実的に言えば、育った環境や立場、考え方が違う者同士で、何もかもを共感するって難しいですよね。
人によっては、重く煩わしさを感じる存在にも見えてしまうでしょう。
だからね。
それをクラスメイトに求める必要ってないんじゃないかな?
声優をになることを目的とする友人関係
これじゃ、だめかな?
プライベートは、お互いの時間や立場を尊重しつつ、声優になるための行動は意識しあえる関係。
十分、友達だと思いますよ。
仕事とプライベートは区別するでしょ!?
声優同士は仲が良いです。
よく遊び、よく飲んでいます。
とは言え、プライベートまでの付き合いかと言われれば、それは違うかなぁ。
気心知れた仲間は、それこそプライベートに持っているんじゃないでしょうか。
ですのでね。
声優として、人とのコミュニケーションを大事にする理由は、友達関係になるためだけじゃないと理解していただけませんか。
表現者としてのプロ意識を持ち、円滑な人間関係を育むためのコミュニケーションです。
全ては、あなたの成長に繋がるコミュニケーションを意識してくださいね。
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