本気でプロの声優になりたい初心者が知っておくべき真実

プロの声優になりたいと思っても、何からはじめて良いかわからない。有象無象の情報に初心者が振り回されるのは見ていて気の毒です。だから、声優事務所の事務員が「声優になる方法」を教えます。

卒業≠声優!?プロダクション付属養成所に行く意味とは?

声優養成所の意味と意義

養成所を卒業すれば声優になれますか?


声優に憧れる中学生からの質問です。


プロダクションで開催される所属オーディションに合格すれば、声優になれます


養成所を卒業したら、自動的に声優になれるわけではないという説明も添えて、この様にお伝えさせて戴きました。

 

では、養成所に行く意味って何ですか?


確かに、オーディションの合否によってしか声優になれないのだとしたら、養成所などに行かず、所属オーディションのみを受験すれば良いと考えて当然でしょうね。

 


養成所の意味と意義

 


これらについて、私の見解をお聞きいただけますでしょうか。

 

声優プロダクション付属養成所とは

そもそも、声優プロダクション付属の養成所とは、その事務所が持つ訓練機関です。


声優として活躍できる人材を育成するための場所というわけですね。


ですので、育成という観点だけであれば専門学校や一般学校と違いはなく・・・。


正直に言えば、声優専門学校の方が手厚い教育を受けられると思うこともあります。


じゃあ、何のために養成所があるのかという話しですよね

 

養成期間中がお試し期間!?

養成所のあり方や期間も含め、他社様のことは分かりません


ですので、ここからは自社の養成所運営についてお話していこうと思います。


弊社養成所では、声優になるための訓練を実施していますが、機会があれば声のお仕事も提供しています。


そして、それらも所属オーディションの一環みたいなものです。

 


本当に声優として活躍できるかを、実習ではなくリアルで体験させる。

 


養成所生が成長しているかを、現場を通してチェックしているわけです

 

実践が成長を促進!?

練習は大事です。


ただ、本番を経験することで得られるものも大きいです。


先輩と共演をすることで、教えられることもあるでしょう。


学ぶことはいくらでもあると肌で感じることができますものね。

 

活躍する養成所生

中には、それなりの頻度でお仕事をする養成所生もいます。


指名オファーを貰う子もいるほどです。


彼らも、さらなる向上を目指していますから態度が違います。


養成所での訓練に熱が入るのは、至極当然なのかもしれませんね

 

所属の合否判断

何を持って、所属させるかの合否判断はさすがに口外できません。


が、養成所生に関して言えば、

 


総合評価

 


です。
養成期間中に、事務所に所属させ得るだけの人財かを判断していると思ってください。


これが、養成所の意味の1つなのですね

 

養成所生なら声優の仕事ができる?

さて、誤解してほしくないことがあります。


それは、養成所生なら誰でも声優のお仕事を提供しているわけではありません


現場に連れていけるだけの基準を満たしている者のみです。


理由は簡単です。

 


遊びじゃないから!

 


以上より、養成所に入所しさえすれば、基本が出来ていなくても現場に行けるというのは、誤解です。


これを説明した意味は、お分かりいただけますか?


このブログで散々、声優学校選択の重要性を説いています。


声優学校の選択に自信がない方は、こちらをご覧いただけたら幸いです。

【参考記事はこちら】
声優になりたい初心者が声優になれない意外な理由!?


そうねぇ・・・。
今回の話を自動車の免許取得で例えると、

  • 教習所内訓練:声優専門学校
  • 公道訓練(仮免許期間):養成所
  • 免許センター(一発試験):所属オーディション

って感じになるのかな!?


さて、声優になるためのステップとして、養成所を経由する理由をなんとなく理解していただけましたでしょうか。


養成所は声優になる為に、必ず行かなくてはいけない場所というわけではありません。


が、所属声優になった人のほとんどが、養成所を経由しているというのも事実です。


ですのでね。
養成所という場所は、プロの声優になるための準備期間という側面を持つと捉えていただければよろしいかと思いますよ。

【プロの声優になるコツってあると思う?】
やる気はある!?プロの声優になるコツを知りたい人へ

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