大学に進学することは、逃げですか?
なんでも、大学在学中に声優学校とのWスクールを選択したところで意味が無いという回答を貰ったそうです。
その回答者がおっしゃるには、
早めに声優デビューしなければ、仕事はあまり来ない。
ということの様です。
挙句、保険を掛ける様なやり方を選ぶこと自体、声優を馬鹿にしているとも言われたのだとか。
・・・これが善意による所業だとしたら、タメ息すら出ませんよ。
声優は若けりゃ良いのか!?
まず始めに、冒頭の誤解からお話させてください。
早めにデビューしなきゃ仕事がないなんてことはありません。
これは、声優がアイドル化やタレント化しつつあることの弊害なのかもしれませんね。
当たり前の話ですが、中高年や老年、味や深みのある表現者がいなければ、偏ったドラマやシーンしか残せなくなります。
百歩譲って、アイドル声優になることが夢という声優初心者への助言であれば、早めのデビューを目指した方がよろしいかもしれません。
が、アイドル声優を目指すぐらいなら「アイドルタレント」を目指した方がよろしいんじゃありませんかね?
そもそも声優である必要がなくありません?
そもそもの話をしましょうか。
だったら、本物のアイドルにアフレコさせりゃ良いんじゃない?
若けりゃ良いならジュニアタレント事務所さんに、お任せした方が良くありません?
善意の助言をしたいのであれば、偏った情報だけを提供するのはご遠慮頂きたいところなのですけどねぇ・・・。
大卒声優は逃げを選んだ人種なのか?
大学で勉強しながら声優の勉強もすることが、声優を馬鹿にしている・・・ねぇ。
大卒声優のすべてに同じこと言えるのかなぁ、この回答者は?
- 社会人経験者は?
- 舞台俳優は?
- タレントは?
- お笑い芸人は?
- アイドルは?
- 子役は?
別の選択肢を持った上で、声優業務を実施されている人達は良いのかな?
そもそも声優は声優しかしちゃダメなのかな?
それ以上に、声優の勉強って何かってちゃんと伝えられますか?
イロイロな経験をしてきた人のが、不器用で愚直な人よりも味があるかもしれないよ?
個人の尺度でのみ語られる常識ほど「恐ろしい」と思うことがあるのは私だけでしょうかね・・・。
学べる環境に感謝しよう
幅広い選択肢を持てることって「強み」なんですけどね。
声優としてということ以上に、人としての魅力にも繋がりますからね。
プロの声優になった人の中には、
大学に行きながら専門学校にも行って、それで飽き足らずとばかりにカルチャースクールやワークショップにも行って、社会経験とばかりに就職もしていた人
もいます。
本気で声優になろうと思うのならば、好奇心旺盛なくらいフットワークが軽くあるべきでしょう。
だって、
人を演じるという人を目指しているのに、人を知らないってオカシイと思いません?
ですので、声優の勉強に「~ねばならない」なんてことは無いですよ。
やりたいことに果敢に挑戦する姿は、憧れこそあれ「馬鹿にしている」なんて思われるはずないじゃないですか!!
だからこそ、あなたが納得できる声優への道を選んでくださいね!