本気でプロの声優になりたい初心者が知っておくべき真実

プロの声優になりたいと思っても、何からはじめて良いかわからない。有象無象の情報に初心者が振り回されるのは見ていて気の毒です。だから、声優事務所の事務員が「声優になる方法」を教えます。

昨今のボイスサンプル事情!?代表作だけじゃダメな時代が到来!

ボイスサンプルもクラウドの時代へ

結局、ボイスサンプルってどの様に作れば良いのですか?

 

・・・うーん。
状況によりけり、かなぁ。


ボイスサンプルは、あくまでもあなた自身の名刺代わりとなるものであり、自信のある表現を聞いてもらうというツールです


ですので、一般論とすれば

  • セリフ
  • ナレーション

これらをシチュエーションに分けて、3~5種ほど収録しておくのがスタンダードな作り方と言えるでしょう。


ですが、あなたはプロの声優になられる人です。


今、求められているボイスサンプルというのも知っておくべきなのかもしれませんね

 

ボイスサンプルチェックに要する時間

キャスティング権を持つ音響さんなどにお話を伺ったことがあります。

ぶっちゃけ、ボイスサンプルをちゃんと聞いてますか?


ということについてです。


私自身、興味があったということもありましたし、今後の戦略的なことも頭にあったという本音があります。

 


1分弱

 


これが、平均的な回答でした。


ちなみに、1人に対して1分ずつというわけではありません


全体的に見て・・・ということをご理解ください。

 

ファーストインプレッションは重要だ!

ボイスサンプルには、3種程度のセリフやナレーションを入れるのが一般的という話はしました。


では、音響さんがその3種をすべて聞いてくれるかと問えば、そんなこともありません。

 

1本目で振るい分けされています。


これが事実です。


ですので、平均的に1分といいましたが、サンプルによっては10秒も聞いてくれていない場合もあるわけです。


逆に、聞きたい何かがあった際、サンプルをすべて聞いてくれるという按配です。


もう、お分かりですね。
ボイスサンプルの1本目は、あなたが納得し、自信のあるものでないと聞いてさえ貰えないという残念な結果にしかなり得ないのです。

 

ボイスサンプルの長さ

集中して聞ける長さは3分程度


こんなご意見もありました。


サンプルの作風によっては、後半に盛り上がりを見せる仕様を見かけたことがありますが、可能であれば序盤勝負を仕掛けた方が、好印象を持たれる可能性は高いです。


少なくとも、5分以上のボイスサンプルを作ったとして、それをすべて聞いて貰えるかは、甚だ疑問であるとご理解ください。

 

現在求められるボイスサンプル

以前のボイスサンプルは、上記で説明したとおり、あなたの自信のある3~5種のサンプルを代表作としてまとめた物を準備しておりました。


ただ、最近はピンポイントのボイスサンプルを要望されることが多いのですね。


例えば「明るく元気な女の子役ができる人」を要望されていたとしましょうか。


ボイスサンプルの中身が、

 

  • ナレーションのみ
  • 男の子役の声
  • 艶っぽい女性の声


こんな感じだった場合、選ばれない可能性が高くなっているわけです。


それほど昔というわけではありませんが、以前は「ボイスサンプルの内容から想像してキャスティングするのがプロの仕事だ!」なぁんて風潮もあったわけですが、結果ミスキャストしてしまったら選んだ側の落ち度になってしまいます。


イメージが沸きやすいボイスサンプルを準備されている人のが、選択されやすくなったのは止むを得ない話なのかもしれません

 

ボイスサンプルは複数種準備しておくべき

とは言え、何でもかんでもボイスサンプルに収録すれば、時間的に長くなってしまい、目的のイメージサンプルにたどり着く前に、次の人をチェックされてしまいかねません。


ですのでね。
ボイスサンプルは、イメージごとに分けたものを準備するというやり方もあるわけです。

 

  • 若年層のセリフ集
  • ナチュラルなセリフ集
  • キャラクターナレーション集
  • 理知的なナレーション集
  • 真面目なナレーションと語り
  • etc...

 

クライアントが望むものを即準備できるというのも、我々のお仕事なんですよねぇ。

 

とある声優の戦略

ボイスサンプルのクラウド化


私の知っている声優さんで、独自にボイスサンプル集を作られている人がいましてね。


パソコンだろうが、スマホだろうが、ネット上でアクセスすれば、その人のボイスサンプルがいつでも聞ける様にされているわけですよ。

 

こんな感じのってできませんかね?


なぁんて、現場で聞かれたとき、

 

サンプルがありますので、聞いていただけませんか?


と、即応性を持って対応されているわけです。


で、過去の作品も聞ける様にされており(勿論、許容の範囲で、です)コミュニケーションツールとしても利用していました。


プロの声優だなぁ・・・と感嘆したのは、言うまでもありません。

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