声優になるために必要の無い「無駄な練習」って何ですか?
たまぁに、耳にする系統のお悩みです。
芝居の流派であったり、表現者としての心構えにより、回答の異なる問いかけなのかもしれません。
でね。
あなたがどの様な練習を実施していたとして、それが無駄になるということは無いと思います。
ただ、練習をする行為が無意味であったり、無駄ということはありませんが、もったいないなぁと思うことはあるんですね・・・。
声優になるための練習について
声優を目指している初心者の誰もが実施したであろう「発声練習」や「感情開放」など、これらを無駄という人は少ないでしょう。
それが、もっと詳細な練習を望むようになれば、
- 音程の変化
- 音圧の変化
- 感情の変化
- 表情の変化
- 速度の変化
- etc...
それこそ、キリのない課題が人それぞれにあるわけです。
そう、ここに答えがあるんですよ。
あなたにとっての課題は何か?
1つ1つの練習方法に無意味なことや無駄なことなど、ありません。
が、もったいないなぁと思うことはあります。
それは、
あなたにとって、必要な課題になっているのか?
ということなのですね。
例えば、発声に何ら落ち度の無いプロの声優が、初心者と同じだけの基礎発声練習をしていることなど稀です。
理由は、その声優にとっての課題は「基礎発声訓練」の中にないためです。
すでに克服している課題に対し、いつまでも同じ訓練をすればよいわけではないということはお分かりいただけますか?
声優になるための練習は人それぞれ
当たり前の話ですが、課題は人それぞれで異なります。
発声練習は非常に重要な行為ですが、それだけをすればプロの声優になれるわけではありません。
表現者となるために、必要な練習をすること。
とても重要です。
とは言え、ひとつの練習方法に縋っていれば良いというものでもないということは理解してください。
そう、あなたにとって成長を促す練習を常に意識すること。
それを念頭に置いていれば、無駄な練習などなにひとつありませんよ。
無駄な練習をしていた先輩
ある飲み会で、声優に聞いた笑い話があります。
そのときに出た「あれは無駄だった・・・」という練習エピソードですが、
海に向かって、大声で発声練習!!
というものでした。
周りの迷惑も顧みず実施していたようで、あわや通報されかねなかった可能性まであったそうな。
あの当時の自分に出会えたら、全力で殴りつけたい・・・とのこと。
まぁ、ノドを痛める行為にもなりかねませんからね。
あれも良い経験だったと言って頂けたのは、笑い話になったからなのかもしれません。
ということで、無駄な練習ってないと思いますよ(笑)