中卒だと声優を目指しちゃダメですか?
そんなことはありません。
以前にもお話したとおり、学歴は関係ありませんからね。
【参考記事はこちら】
プロの声優になるためには、高い学歴が必要なのですか!?
ですから、目指すことがダメなんてことはあり得ません。
とは言え、勉強する必要が無い・・・というわけでもありませんけどね。
プロの声優は勉強家!?
声優は、その名の通り声で表現する職種です。
つまり、声音が商売道具になります。
で、プロの声優として意識が高い人達は、声を出すための身体の仕組みを勉強します。
もっとも分かりやすいのがボイストレーニングでしょうか。
ともあれ、奥が深い発声について無意識に実施できるのがプロの声優というわけでもなく、日々精進の毎日になります。
勉強は、常に実施しているということですね。
職業に対する勉強
演じる役は、なにかしらの職業を持っていることもあるでしょう。
それが何でアレ、その職種を知らないことにはセリフに説得力を持たせることは難しいでしょうね。
勿論、文字上の勉強だけでは意味がありません。
- その職種の人達が、何に注意し、何を当たり前としているか。
- 考え方や所作など、独特の文化があるのか。
知らないままに表現すれば、いずれボロが出ます。
勉強不足が招いた失態ということを、後で嘆くリスクはあるかもしれません。
歴史に対する勉強
出演する作品が、すべて現代というわけでもないでしょう。
話し方だったり、考え方を変えるべき場合もあるでしょうね。
特に、外国映画の吹き替えを実施する場合は、その国の文化や背景を知っている人のが説得力は増すでしょう。
取ってつけたような表現しか出来ない、稚拙な声優と言われないためにも、やはり勉強しておいた方が無難でしょうね。
表現に対する勉強
役の感情を意識して表現しました!!
と言われても、その様に聞こえていなければ意味がありません。
声優である以上、表現に対しては常々意識することなのだと思います。
それが、人間観察なのか、表現手法の模索なのか、体験なのか、師事なのかは、それこそ人それぞれなんだと思います。
少なくとも、黙っていれば誰かが与えてくれるものというわけではないということは、ご理解ください。
声優は気楽な商売か?
もし、声優という職種が気楽なものという意識で挑戦しようという人がいるのであれば、辞めておいた方が無難だと思います。
というのも、声優も芸事である以上、常に完成度は求められる世界です。
また、ご承知の通り毎年毎年ライバルが増え続ける世界でもあります。
仕事に対する充足感という意味で言えば、サラリーマンの人達よりも良い環境なのかもしれませんが、安定性という意味で考えれば、彼らのが圧倒的に優位な立場なのだと思います。
生きている限り勉強(修行)が続くというのは、どの職種であっても同じはずです。
結局、常に自身を向上させる意志を持ち、努力し続けることが出来るのか?
これに対する回答が、
やってやる!!
という人であれば、学歴など問わずウエルカムな世界だと思いますけどね。
学歴を気にされる人へ
終わりになりますが、私の知っている声優さんで、中卒の人もいらっしゃいました。
つまりは、そう言うことです。