お前が声優になれるわけないだろう、目を覚ませ!!
とかさ。
苦労することが目に見えているのに、何を馬鹿なこと言ってるの?
とかね。
おそらく、お世話好きなのでしょう。
声優になりたいと口にした者に、この様な苦言を発する人達がいます。
彼らはその苦言が善意であることを信じて疑いませんから、言葉は悪いですが、非常にタチが悪いわけです。
困ったことに、声優志望者の9割以上が声優になれない世界ですから、その結果により「そら見たことか」と鼻の穴を膨らませる人は後を絶たないわけですね。
だからでしょうか、真面目に働けだの、現実を見ろよだのと仰られます。
確かに正社員として働き続ければ、安定した生活を送れるでしょう。
彼らの言うとおり、間違った選択肢にも見受けられません。
・・・そこに、大いなる矛盾が潜んでいてもね。